頃日。
住まいの近くに立つ市にちょくちょく足を運ぶのですが、
惣菜、お菓子、調味料、畜肉、野菜、果物などに加えて、
T-シャツ、ジーンズ、下着、靴下、鞄、ベルト、財布。
なども売られており、また、
どこから見てもごみにしか見えない、
古着、オーディオ関連製品、よくわからい機械部品などに混じって、
そう、プラクルアンも売られております。
それらが…ああ。
もう、どうにもならないような糞ゲェー(偽物)ばかりで、
私は地べたに座ってそれらを売っている奴らを
無茶苦茶に打擲したい衝動に駆られるのですが、
首からぶる提げているプラクルアンを思い、
ぐっと堪えて心がぎりぎりしてしまいます。
そうしたら。
そんな気持ちになるのなら、
なーんでそんな所に出かけて、
剰え糞ゲェーなプラクルアンを見るのか?
これはプラクルアンを愛でる者の、
非常に悲しい性であり、
ごみのなかからお宝を…
というちょっとした射幸心があるからであります。
はい。
で、まあ、私は一応色々とお勉強してきましたので、
ルーペを使わずとも、ある程度の「あり・なし」は、
これ少しわかりますので、
屈んで、ひゃーっとスキャンし、
まあ、これは、まあ、ないと思うけど一応…
という気持ちでルーペを取り出す感じでございますが、
つい先日。
ある店(と表現していいのか…)に、
ワット・チャンハイ発行、
2506年(と2508年の2つがあります)製造、
アジャーン・ティムのプークセッされた、
プラ・リヤン、通称「メッ・タン(西瓜の種)」を発見。
ピューなどはいい具合に古さを醸し、
ピム(型)も極上ではありませんが、
まあ、シャッ・ジェーン(鮮明)です。
ポケットよりルーペを取り出し、さあ見よう!
と思って手に取ると、軽い…。
勿論、非常に小さい物ですので、
軽いことは軽いのですが、
こう、重みが無いって同じことか…。
本物にある重厚感が無いのです。
ペラペラな感じ…。
ああ。
と嘆息して、とぼとぼ徒歩にて住まいに帰宅。
既に所有しているメッ・タンの、
2508年製「ウォン・ドゥアン・ソン・ナー」というブロックを
眺めて愛でて。
表)ルアン・プー・トゥワッド
大きさは人差し指の爪ぐらいの、非常にかわいいプラクルアンです。
裏)アジャーン・ティム