あるプラクルアンがあります。
これは非常に鑑定が難しい感じでありますし、
中々本物に出会う機会がありません。
多くの高価で希少なプラクルアンは、
好事家の手元に渡り、一般人民の目には、
中々触れる事はありません。
本物に出会わない、という事は、
テェー(本物)とゲェー(偽物)を見分ける術を知らない、
という事であり、それは何故かと申し上げますと、
鑑定眼を養うには、
本物を見て見て見て見て見て見て見て。
見て見て見まくって網膜から入る情報を
脳髄に叩き込む以外にないからであります。
とある日。
私はルアン・ポー・★%のプラ・×○のヌア・*$@#を探していますが、
中々本物に出会えません。
という方とお話する機会がありまして、
このプラは鑑定が非常に難しいですし、
第一自分はドゥー・マイ・ペン(鑑定できない)なので、
いやー、凄いっすねー。アレ鑑定できんですか?
とお訊ねすると、
いや、私もドゥー・マイ・ペンです。
と仰る。
はて面妖な。
「ドゥー・マイ・ペン」で「本物に出会えない」って、
どゆこと?そんなもん当たり前では無いのかしら?
と全く理解できずに、えーっと、どういうことですか?
とそのままお訊ね致しますと、
いやー、出会う物出会う物悉く安い物なので、
本物じゃないだろうなあ、と。
とお答えになる。
自分はムムム。あるいはグググ。と唸った次第であります。
なぜなら上記のロジックは二つの危険性を孕んでいるからです。
その一。
高額な偽物を買ってしまう危険性。
高いから本物、という方式は当て嵌まりません。
本物だから高いという物の逆命題ではありえません。
糞ゲェーを売る物にとって、
こんなに素敵なお客さんは居ない、という事に陥ります。
最悪最低です。
そのニ。
売主の知識が無く廉価な値段がついている本物を買い損ねる。
プラクルアンの醍醐味は、これといっても過言ではないと思います。
ですから数多の人間が、
山のように積まれた糞ゲェー(偽物)プラクルアンの中から、
テェーを掘り当てようとルーペで血眼になっている訳です。
私も幾度か物凄い廉価で良いプラクルアンを獲得した事がありますが、
これは、もう、はっきり言って気持ちいい訳です。
ハァーハァー言っちゃいます。
ここから導き出される事は、
一にもニにも日々のお稽古お勉強市場調査が大事であり、
耳から入る情報だけを頼りにプラクルアンを探すのは、
土台無理な話である、という事であり、
当てずっぽうで本物を獲得するのは、
プラクルアンの本道から逸れている、という事です。
と書いて、では自分は100%目で見て買っているか?
と自問すると、まだまだ耳情報に鑑定が左右される事もあり、
幸運にも先生方の助言があり、
痛い目に遭った事はありませんが、
もっともっとお勉強をしないと駄目だなあ、
とペインをフィールしている次第であります。
吽
画像↓
プラ・ソムデット ワット・ラカン ピム・グロップ
予備知識無しで落手し、色々な人に聞いてもテェーはテェーだが、
どこの物か不明でしたが、ウェブサイト上で偶々発見し、
素性がわかったプラクルアン。
購入の決め手は「モンサーン(ヌアの配合物)」と、
「ルー(「ホール」の「ルー」。「穴」の意」。
ソムデットの鑑定の基本は、
ヌアとルーです。