ＧＷが明けて、学校であれば授業が始まり、会社であれば仕事が始まっていると思います。
そして、多くの人が「学校行きたくないなぁ」とか「会社に行きたくないなぁ」と思っていることでしょう。
「早く仕事に行きたい！」と思う人は少数派であろうと思います。
GW後の憂鬱の原因
なぜGW後に学校に行きたくない、仕事に行きたくないと思うのでしょうか？
原因は、学校や会社に対する抵抗、拒否があり、GWがその逃げ場になっていたからと言えるでしょう。様々な状況はあると思いますし、その強弱の違いはあるでしょうが、結局のところ、そう言って良いと思います。
学校や仕事に対する抵抗や拒否の思いが強いほど、GW明けが憂鬱となり、「行きたくない！」と思うことでしょう。
さて、これに対してどう対応すればよいかと言うと、結局のところ、この抵抗感、拒否感を和らげて、なるべく日常においてもGWのときにおいても、気分の浮き沈みがあまり激しくないように、平準化していき、常に同じ意識でいられるように意識をコントロールしていくと良いと思います。
GWと日常が同じ意識ではつまらないではないか？と思うかもしれませんが、日常がストレスでGWを待ち望んで、「あと3日、あと２日、あと１日、やった！ＧＷだ！」と、待ち望めば待ち望むほど、GWが終わった時の虚脱感が大きくなるわけです。大切なことは日常も素晴らしい、GWも素晴らしいとし、同じような意識で常に心安らかに生活できることです。
そのようなことを知らずに、現実が嫌だからと言ってGWに意識を解放しすぎてしまうと、その解放した分だけ元に戻るのに苦労するわけです。GWの意識を引きずったままでいるので、日常に戻ることに対する抵抗感、憂鬱感が増すのです。嫌だ、と思い、GWが終了したにも関わらず、休んでしまう。そういうことになってしまいます。
まずは、自分自身が意識の浮き沈みを持っており、その結果としてGW後の憂鬱感があることを知ること。それを認識するだけでも違います。理由を知るのと知らないでは大きく異なります。
拒否感、抵抗感を無くすには、受け入れるしかないと思います。拒否感や抵抗感は嫌だと言って拒否するわけですが、それをやらざるを得ないのであれば、やるしかないので、意識としてなるべく抵抗することを止める。それを意識することです。
常に一定の静かな思いの中に、または、何かあったとしても、「ああ、そんなこともあったか」として、すっと日常の意識に戻れる部分に、幸せというものも宿るものです。
ですから、このGW後の憂鬱、で本質的に私が言いたいことは、幸せとは、特に、「永続的な」幸せとは、心が静かな中で、なるべく浮き沈みが無いような、平準化した平坦な意識の中で感じられるものであるということです。
気分の浮き沈みが激しいほど、心はざわつき、幸せから遠ざかるわけです。気分が浮くときは、非常な興奮を感じるでしょうが、その後に待っているのは祭りの後の落ち込みであり、憂鬱感です。こういった浮き沈みが次々になってくる状態では継続的な幸せを築くことは難しいです。興奮は刹那的であり、常にそのような興奮を追い求めると足るを知らない心を助長し、そのようなことを続けるのは、幸せというよりも、むしろ、地獄です。
あと、対処療法的なテクニック的なことを話すとすれば、例えば以下のようなことが考えられるでしょう。
・前日の夜から仕事を始める。GW時と日常の壁をなるべくなくすような努力です。
・GW明けはなるべく簡単な仕事から始める。ひとつづつ済ませると勢いがつきます。
・また楽しい予定を入れて、楽しい気分を維持する。
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