今現在は、科学万能主義的な風潮があり、テレビを見ていても、科学によって、あらゆる物事を説明しよう、という傾向が強いと思います。
不眠に対して、脳の科学物質がこうなっているから、不眠となるとか、人間が興奮するのはドーパミンが分泌されるからだ、といった説明がなされ、それらを例えば、薬によってコントロールしようといったこと説明もされていると思います。
しかし、私が言いたいのは、ドーパミンが分泌されるのが根本ではなく、なぜドーパミンが分泌されるのか?ということです。より根本的な心の動きがあり、その心の動きが物質的な科学物質の分泌と結びついているから、それらの物質が放出されるのではないか?ということです。
そうであれば、薬などによるコントロールは表面的なコントロールであって、根本的には、心を治療する必要がある。心の変革を行う必要がある、という風に言えると思うのです。
知の限界とそれを超えるもの
結局のところ、19世紀、20世紀以降、科学によってミクロとマクロを含めた宇宙全体の姿が徐々に解明してきており、科学によって解明できないものは存在しない。そのように人々は考えるようになってきました。
その風潮が科学万能主義を生み出し、心などと言う非科学的なものは存在しない。そのような唯物主義的な考えを推し進めてきたと思います。
しかし、私たちの知性は完ぺきではありません。知には限界があり、私たちには知的理解では認識できないことが存在しているのです。例えば、以下の問いに知的に答えることができるでしょうか?
・私たちの知の能力は完璧であることを証明できるか?
・神の存在/不存在を証明できるか?
・真理の存在/不存在を証明できるか?
哲学的には、これらは主観と客観の一致問題として取り扱われ、現在のところ、主観と客観の一致は不可能であると言われています。つまり、知には限界があり、神が存在するも存在しないも積極的に証明することはできません。
知には限界があるのです。そのことを謙虚に受け止めることが人類にとっては大変重要なのです。
そして、この限界を超えるものが、これが信仰心です。
知と信仰の融合によって、新たなる認識を得ていく。それが新しい時代の知の在り方、学問の在り方となると思います。
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