幸せって何でしょうか？
例えば次のような状態は幸せでしょうか？
・日常が退屈なので毎日友達と飲んで騒ぎまくる
・時間の空白が開くと嫌なので全てのスケジュールに予定を詰め込んで、楽しいことで日常を満たそうとする
・平坦な毎日が嫌なので、例えばゲームをやったり、どこかに行ったりして、常に何かしら自分が楽しいと思う事ばかりを探している。
・・・
読むだけで分かると思いますが、何かちょっと心がざわついて余裕がない、焦ったような感じがすると思います。
これらのことは、そのそれぞれをやっているときは楽しいでしょう。そして、興奮していることと思います。しかし、それが終了すると、祭りの後のように心が沈みます。そして、このつまらなさをまぎらわすために、また、何かに依存するかのように楽しいことを探そうとする・・・。
このような興奮状態は一時、楽しさや喜びは提供してくれはするでしょうが、そのような喜びは永続するものではありません。幸せとは、そのような一時の刹那的な興奮状態や喜びではなく、永続する静かなものです。
幸せとは澄んだ湖面のような心の静けさにある
幸せとは澄んだ湖面のような心の静けさにあります。そして、この澄んだ湖面のような心の静けさの状態に感じられる、安心感や優しさ、満ち足りた平和な状態、そのように感じること、それを幸せと言うわけです。
例えていえば、お母さんが寝ている子供を見る優しいまなざし、そのときにお母さんが感じている思い、そういう思いが幸せな思いなのです。
心がざわつき、何か不安があったり、悩みがあったり、心に波がある状態は非常に苦しいものです。そのような状態で幸せであると感じられるはずがありません。そして、幸せが何なのか分からないがために、簡単に楽しいと感じられる自分に興奮を与えてくれるものを欲するようになる。それは「依存」であって、幸せではありません。
幸せとは、そのような忙しいスケジュールやゲームやアルコールと言った、何らかの条件を必要としません。そういったことに依存しません。何にも依存せず無条件の中で感じられるものです。
そして、それは、心を静かにしていく中で感じられるものです。心が澄んだ湖面のような静かな状態。そのような心の中にこそ幸せはあるのです。
一度、日常の喧騒から離れて、静かな時間を作り、静かな心を作っていくとよいと思います。特に現代人にとって必要なことと思います。
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