以前、以下の通りアウグスティヌスの時間論をご紹介しました。
時間は、現在にしか存在せず、過去は今現在想起する過去であり、未来は今現在想起する未来であり、全て現在を起点としている。それゆえに過去現在未来は一点にある、ということです。
あの世の時間
この世では、一つの三次元空間があり、その三次元空間の中で私たちは生活、活動しています。
この三次元空間の中で私たちが体験できる時間は現在という時間のみです。過去や未来を体験することはできません。それは、この一つの三次元空間の中で生活、活動しているからです。
これがあの世になるとどうなるかというと、一つの空間ではなくなるのです。大きく言えば、あの世の空間として一つではあるのですが、そのあの世の空間で、個人個人の空間を持っているのです。
この世では80億人なら80億人すべての人が共通の一つの三次元空間の中で生活していますが、あの世では80億人が極論、80億個の別々の空間で生活しているのです。これは極論ですが、あの世の構造的には80億人がそれぞれ別個の空間に存在することが可能なのです。
そして、この空間は時間をも含んでいます。つまり、あの世では、現在に存在することも可能ですし、過去に存在することも可能ですし、未来に存在することも可能です。
しかし、この過去や未来というものは、ここで、アウグスティヌスの時間論が出てくるわけですが、現時点に存在している過去であり、現時点に存在している未来です。
ここまで摩訶不思議のあの世の様相を見てみましたが、なぜこのようなことになっているのかというと、あの世の法則は意識が現実を決定するからです。思ったことが即現実化する。それがあの世の法則であり、意識が現実の空間を決定しているということです。
過去の意識でいれば過去の空間にいることも可能ですし、例えば、江戸の時代にいたいと思えば、その通り江戸の時代にいることも可能ですし、未来にいたいと思えばそれも可能。しかし、その過去や未来というのは、今現在想起できる過去や未来ということです。
それゆえに、三次元空間においては、過去現在未来は一点に意識の中で存在しているのですが、四次元空間のあの世においては、過去現在未来は一点に存在していますが、それが現実のものとして、思い即実現として、それぞれの過去、現在、未来の空間に分かれてくるという事です。
これがあの世の基本構造です。
詳細は、以下『心の物理学2』等をご参照ください。
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