現在は科学によって全て解明できるという価値観が支配的であるかもしれません。
心や意識と言ったものを物質的に脳に還元する、そういった脳科学の分野もあるようです。
しかし、科学によって説明が不可能な分野の存在を否定することはできないでしょう。
知には限界がある
かつて哲学者カントは、その著書『純粋理性批判』において、人間の認識構造を分析し、人間の理性認識には限界があるということを主張しました。
人間の理性的認識には限界があり、例えば、神や真理といったものを認識することができない。それらを知的に分析するとアンチノミー(二律背反)に陥ると言ったと思います。
また、20世紀の数学者であるゲーデルは、数学は完全ではないことを証明し、数学は自分自身が無矛盾であることを証明できないことを「証明」しました。
実際に、神や真理といったものは、知的に認識することが難しく、それらを証明しえた哲学者や宗教者は存在しません。
知的な認識には限界があり、知によって認識することができない者が確実に存在する。
そのように言えるのではないでしょうか?
知を超える領域の認識
では、知を超えたもの、例えば、神や霊魂、神理といったものはどのようにして認識が可能でしょうか?
それは現在のところ、信仰心によって、ということになるでしょう。
知を超えた領域に信仰の領域があり、それ故に宗教においては信仰心が重視されるわけです。
そして、将来的に科学が発達する過程で、この信仰心が、信仰の領域が更に明確に説明がなされることとなるでしょう。
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