科学が発達すれば人は幸せになれるのか?
今現在、私たちは、非常に高度な科学文明を経験しています。
100年前と比較しても、時間と空間は短縮され、1日もあれば、世界の裏側にまで訪問できますし、話したいときに瞬時にやはり地球の裏側の友人とつながることができます。SNSを使い、いつでも世界中の人たちと友達になることができ、インターネットを使えば、検索したいものは何でも検索ができます。
このように書くと、「私たちは、なんとすごい世界で生きているのか?」と思うのではないでしょうか?
なんでも思ったことが実現する。それが現代の私たちの世界であると言えるでしょう。
高度文明社会でなぜ人は幸せになれないのか?
上記のような状態であれば、地球人類は、幸せに暮らしていても良いはずです。愛に満ち溢れた世界になっていても良いはずです。
しかし、実際にはそうなっていません。愛に満ち溢れるどころか、正反対の状況を見て取れることでしょう。
世界中で人々は争いを起こしており、戦争が終わることはありません。人間の強欲な経済活動によって、貧富の差は拡大し、持てる者は益々富んでいき、持たざる者は益々虐げられます。そして、そのような利己主義が、地球環境を破壊しています。
まさに、地球は、そして、地球人類は瀕死の状態にあるのです。
科学は高度に発展しているのに、一方で、人類は全く幸福ではない。これは一体どういうことなのでしょうか?
科学に心が伴うことが必要
私はITコンサルタントで、企業の基幹システム(企業の会計、購買、生産、販売というメインプロセスをサポートする仕組み)を導入、運用保守する仕事を行っています。
多くの企業は、このような基幹システムを導入することで、効率化、創造性ある仕組みを構築しようとします。
しかし、うまく行く場合とうまく行かない場合があります。
その差がどこにあるかというと、クライアントのやる気や変革に対する意志にあるのです。やる気や変革に対する意志を明確に持って実行している会社は成功しますが、コンサルタント任せの会社は、これは、成功しないのです。
結局、システムを導入するだけでは変革を行うことはできず、そこに心が伴うことによって、初めて、変革が実現するのです。
科学と社会についても同様です。科学だけが先行していても、そこに人の心が伴わない限り、決して人類が幸せになることはありません。科学に心が伴う必要があるのです。
心が伴うとはどういうことかというと、正しい価値観を知り、それに沿って生きるということです。
正しい価値観とは愛に基づいた価値観であると私は思います。
人々が愛に基づいて行動し、愛に沿って生きる。そのうえで、科学が発達する。そこにおいて、初めて人類は幸せになれるのです。
科学だけで心が伴わないのは決して幸せになることはできません。
科学の基礎に心があり、科学の基礎に愛があるのです。
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