「なぜ幸せになれないのか？」
「幸せになりたい」
「いい思いをして生きたい」
「苦しい思いはしたくない」
そのように思っていませんか？
なぜ幸せになれないのか？
それは、もしかしたら勘違いをしているからかもしれません。
以下記載してみましょう。
なぜ幸せになれないか？
幸せになるには、どうすればよいでしょうか？
例えば。お金があれば幸せでしょうか？
例えば、健康な身体であれば幸せでしょうか？
例えば、仕事で良い実績を残せれば幸せでしょうか？
例えば、他人から賞賛を得られれば幸せでしょうか？
例えば、人生で成功できれば幸せでしょうか？
多くの人は、何かを得ることによって幸せになることができる。そのように考えていると思います。上記のように、お金があれば、成功すれば、とそのように得ることによって、幸せが得られると思っています。
しかし、実際にはそうではありません。得ようとすることによっては、幸せにはなれません。
得ることによって幸せになれない理由
なぜ得ることによって幸せになれないか？
一つ目の理由はそのような幸せは刹那的な幸せであり、永続しないからです。すぐにそれが当たり前になり、普通の状態になってしまう。
お金を持っていると、裕福であり、安心感はあるでしょうが、しかし、それが自分自身に幸せをもたらしてくれるかと言うと、十分条件ではありません。
成功したらそれはそれでうれしいでしょうが、しかし、その状態はすぐに普通になってしまい、永続感はありません。健康がその良い例でしょう。
そのような刹那的な幸福感を求め続けていくと、際限がなく、常に自分自身が苦しい状態となります。そのような状態は地獄です。そのような心を足るを知らない心と言います。
二つ目の理由は、それを求めると、得られないときに苦しいからです。
例えば、他人から賞賛を得られれば幸せである、という思いを持っていると、それが与えられないときに苦しむのです。「これだけの実績を上げた。ならば、他人から尊敬されてしかるべきだ。」そう思う人ほど、底の浅さを無抜かれ尊敬されないわけですが、そういう場合に苦しむのです。
ですから、結局は得ようとすることによって幸せにはなれません。
与えることによって幸せになれる。
得ようとするのではなく、与えるのです。
他人からの賞賛を求めずに、ただひたすら他人を助けたいと言う思いで人助けをすること。そういう人を見てどう思いますか？
損得なしに人を助けようとする人のことを見ると、応援したくなります。求めずとも、協力者が現れてくるのです。
仕事においてもそうです。
相手との競争によって自分が優位に立とうと思うことは、自分が得ようとすることです。そうすると、上記の２つの理由によって幸せになれません。
そうではなく、ただ自分に集中し、自分の能力を上げて、人々の役に立つ自分を作っていくことです。そうすることで、人に与えるだけの自分が作られていき、相手に喜ばれるのです。相手に喜ばれることで自分自身のうれしいと思うわけです。
ですから、得ようとするのではなく、与えること。
人から賞賛や成功を求めていないので、それが得られないときの苦しみもないし、また、上記のような幸せは永続感があります。真に人間を幸福にする幸せであるということです。
ですから、通常は、幸せは得ることによって得られると思うでしょうが、そうではありません。
それが勘違いという事です。
本当は、得ようとすると奪われるのです。そして、与えることによって与えられるのです。それが、真実であり、与えることによって幸せになれるという事です。
イエスキリストの言うように、「得ようとすると奪われ、与えることによって与えられる」、ということです。
ですから、得ようとするのではなく、与えること。そうすることが幸せへの近道であるということです。
見返りを求めずに今に集中する
与えることとは分かりづらいかもしれません。
より実践しやすいように言うと、見返りを求めずに今やっていることに集中することです。
お金と言う見返りを求めるのではなく、今やっている仕事に集中する。すると、自分に集中することによって自分の能力が上がり、それが他人に与える能力の基礎になり、お金も得られるようになるでしょう。
他人の賞賛を欲することなく、他人のために尽くすことです。卑しい気持ちや下心を起こすと相手に見透かされます。そう思うでなく、他人に尽くす。それを続けていくと、尽くす喜びというものを感じていくこととなるでしょう。
結局、与えるとは、見返りを求めないことです。
見返りを求めず、今やっていることに集中し相手に与えていくこと。それが幸せへのたった一つの道である。私はそのように言いたいと思います。
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