「また、怒ってしまった・・」

「なんでもう少し優しい対応ができなかったのかな・・」

「いつも怒っている。こんな自分に嫌悪感が出てくる」

 

そう思っていませんか?

 

怒るには理由があります。そして、また、良く言われますが、𠮟ることは良いですが、怒ることは遺恨を残すだけで百害あって一利なしです。

 

実際、私自身が、怒りっぽい性格なので、自戒も込めてこの記事を書いているわけですが、参考にしていただけたらと思います。

 

怒る理由

怒る理由は、ズバリ言えば、自分の重要感が欲しいが、相手が自分を重要に扱ってくれないから、です。その葛藤が怒りとなって外に現れるわけです。

 

自分自身の重要感が欲しいが、相手がそのように扱ってくれない。それで怒るわけです。

 

そして、この怒る度合いは、自分を重要に扱ってほしい、と思う気持ちが強いほど、強くなります。怒りの度合いも激高ということになるわけです。

 

このように言うと、例えば、約束を守る相手に対して、怒るのは当たり前ではないか。相手が悪いではないか、なぜ自分が悪いのか?というかもしれませn。

 

怒る度合いだと思いますが、約束を破る相手に対してある程度怒るのは、確かに通常の感情でしょう。

 

しかし、それが激高して、例えば、裁判を起こしてやる!とかなった場合、それは、過剰な怒りであり、結局、その原因は、相手から自分の言い分を聞いてもらいたいのに、相手が思うようにならない。その葛藤から発せられているわけです。

 

「このようにすることは当たり前の話である」という観念に対して、確かにある程度はそういうこともありますが、しかし、激高するとか、過剰に怒る、というのは、これは、「これは当たり前である」という観念を隠れ蓑にした、自分の重要感が欲しい、という自分自身の欲求の表れであるということです。

 

これに気付く必要があります。

対処法

ビジネスでは、アンガーマネージメントと言って、例えば、怒りそうになったら6秒間待ってみる、とかあると思います。

 

こういった対応も重要ですが、上記のように、自分の重要感が欲しい、という思いが根底にあるのであれば、その部分に対する対処が根本治療と言えるでしょう。

 

これについては、まず、怒りの原因は、自分の重要感が欲しい、と思っていること、自分自身がそう思っていることに気付く必要があります。

 

怒りに振り回されるのは、その原因が分からないからと言うのもあるので、原因が分かれば、大分違うのです。

 

例えば、北極で寒いのは、ジャンパーを着ていないからだ。それが分からない場合には、大変な葛藤が生じるでしょうが、自分自身が寒い理由はジャンパーを着ていないからである、と分かるのであれば、対処することも可能でしょうし、葛藤も少なくなるでしょう。

 

それとともに、怒っている自分に気付いたならば、重要感が欲しいと思っている自分を反省し、自分自身がいかに与えられているかに意識を集中することが大切でしょう。ここについては、また、別途記載してみたいと思います。

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