昨日(9/22)の夜と今日の昼間に全く違うようで、非常に類似性のあるテレビを見ました。昨日の夜10時にBS3でやっていた『コズミックフロントこの宇宙は全て幻想?』と今日の14時ころNHKでやっていた『欲望の資本主義』です。

 

『コズミックフロントこの宇宙は全て幻想?』ではホログラフィック理論を解説していました。

 

ホログラフィック理論とは物理学の最先端の理論となります。物理学においては素粒子論や宇宙論が最先端ではあるのですが、素粒子論の中でも自然界の4つの力、電磁気力、重力、強い力、弱い力の4つを統合することが一つの目標となっています。

 

このうち特に重力が難問であり、特に量子論と一般相対性理論の整合を図ろうとすると計算上無限大が出てうまくいきません。それを解決しようと言う方向性と、もう一つは、ブラックホールの研究、これは、ホーキング博士が多大な貢献をした領域ですが、この2つが合わさる形で、出てきた理論、これがホログラフィック宇宙論です。

 

ここまででも難しくて何を言っているのか分からないと思うので、思い切って説明を省いてシンプルに言うと、ホログラフィック理論とは、この我々の三次元空間自体がどこかの光源から映し出されたホログラフィ―であるという理論です。

 

これは一見すると飛んでも理論のように思われますが、しかし、計算上の整合性も確認されており、実際に、現代物理学において最も最先端で研究されている領域です。私自身も『心の物理学』などの著作で記載していますが、このホログラフィック理論は今後正しいと証明されるだろうと思います。

 

つまり、我々の生活しているこの三次元空間は高次元から映し出されたホログラフィー(のようなもの)であると言うことです。

 

 

これが昨日の夜にやっていましたが、一方で、『欲望の資本主義』として今日の14時ころやっていたのが経済の話です。その中でメタバースの話がやっていました。

 

要は、我々はこの三次元空間の中で生きているが、それとは違うデジタル空間であるメタバースを作って、そこを新たなフロンティアとして、ビジネスを展開しようとする動きです。番組内ではこのメタバースの是非については話されておらず(エマニュエルトッドが少し話していましたが。)、もっぱら、web3の時代がやってくるという話に終始していました。

 

このメタバースという経済学の議論と、前述したホログラフィック宇宙論という科学の議論は全く違う議論のように見えて、実は非常につながっているのです。

 

つまり、私の考えでは、実は、この三次元空間自体がメタバースであるということです。この三次元空間は四次元以降の空間から投影されたホログラフィーであり、メタバースであるということです。これが今後分かってくるでしょう。

 

さて、一方で、人生の目的について考えてみましょう。人生の目的とは何でしょうか?

 

一言で言えば、魂の修行のため、と言えると思います。

 

詳細は省きますが、我々は本来、あの世の四次元世界に存在しています。しかし、あの世では同じような認識レベルの魂としか一緒にいられないがために、魂の成長が遅れます。そこで、あの世とは別の特殊空間を構築し、違う認識レベルの魂も一緒にいられる空間を構築しました。それが三次元空間です。あの世からホログラフィとして投影した三次元空間に入り込み、みんなで一緒にいろいろやっている。それが三次元空間であると言えるでしょう。

 

それがこの世とあの世の関係性であり、この三次元世界の存在理由となります。

 

ですから、ホログラフィック理論してもし、メタバースにしても、人生というものにしても、全てつながっているのです。

 

さて、メタバースに戻ってみましょう。

 

人生の目的は魂の修行のため、あの世では経験できないことを経験するために生まれ変わっている、その事実があるのであれば、私はメタバースもそのような目的に沿ったものである必要があると思います。

 

そこに至り、メタバースがどのように評価されるのか?このメタバースが新たな経済フロンティアを模索し搾取するためであれば、それは、今までの欲望資本主義の延長であり、全く肯定することはできません。一方で、愛を学ぶその補助材料として使用可能であれば、それは肯定されるでしょう。メタバース自体は一つの技術であり、善悪はありませんが、使い方に気を付ける必要があります。人間次第であるということです。

 

今現在、科学が進展し、多くの事が分かるようになっています。そして、人々はあるべき姿を模索するようになるでしょう。一方で欲望資本主義のようにその方向性を見失い、混沌に陥っているのも現在であると言えると思います。

 

ここにおいて、私は人々をあるべき方向に導く羅針盤が必要になると思います。この羅針盤については、また、別途記載して見ることとしましょう。

 

私の著書、『働き方変革と地球のための新経済システム』、『出世競争から外れたときの心構え』、『この世とあの世を貫く幸せ』にも、関連する内容が記載されています。こちらもご参照ください。

 

 

また、より深い内容については、以下のwebサイトご参照ください。

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Taigen Ogura Philosophy Labo