ホープ札幌教会と生活相談サポートセンターの代表の斎藤です。
会社を早期リタイアしてから、生活相談サポートセンターを立ち上げ14年。また障がい者就労支援事業所ホープ(札幌市西区山の手4条1丁目1‐28)を始めて12年になります。いずれも神からの促しによるものですが、憤り、怒りが動機になっていることが多い。
相談事業を始めて、障がい者からの相談が、続いたことがある。50代の精神障がい者と20代の知的障がい者で、いずれも、障がい者事業所に通っている中での悩み相談。相談を聞いて初めて知ったことは、意外な事実。つまり、障がい者事業所は、障がい者を利用し、搾取し、自分の利益を計ろうとする集団らしいこと。私の従来イメージでは、障がい者の事業所は、障がい者の為という、やさしく強い思いを持って、取り組まれていると思っていたが、実態は、その後、調べてた中で、おそらく事業を立ち上げた経営者の約85%以上の基本的発想は、障がい者を利用した金儲けだと知る。少なくとも私は、そう思った。12年たって、その思いは変わらない。従業員の方々は、真摯に取り組まれる方は多い。それも事実。
しかし残念ながら経営者の思いは正反対。その被害者になっているのが、通われる障がい者。何とか希望を抱いて、事業所を選ぶのだが、まともな事業所は少なく、社会に傷つた障がい者が、事業所でさらに傷つき、さらにマイナスの人生観を植え付けられる。本当に深刻なかわいそうな実態。しかも満足な仕事の工夫も不十分で工賃も安い。工賃の高いA型事業所は、明らかな法令違反による工賃支給(事業所は、自ら稼いだ売上の範囲内による工賃支給がルールだが、国からの各種給付金等を流用している)。
詳しい実態は、2017年本に書いた通りだが、悲しいことに実態は変わらない。
これらの実態に怒りを感じた私は、それならば、まともな真に障がい者の為の事業所を創ろうと思い、事業所ホープを立ち上げる。その後、時間はかかったが自転車事業の成功など、神の支援を受けて、ある程度、成長してきたと思い、神に感しています。
先般、事業者ホープの朝礼で、1分間スピーチを行っているが、ある利用者さんの嬉しい発言に、私も励まされたので、ご紹介いたします。
「ホープのような事業所に通っている方達は、人には理解されなかったり、見た目ではわからないような障害を持っている人達が働いていると思います。
そのせいで悔しい思いをしたり生きづらさや働きづらさがあったかと思います。
けれどホープでは、みんなのことを一生懸命に考えてくれるスタッフさん達や楽しくて優しいメンバーさん達ばかりなので安心して通える場所だと思います。
自転車店もオープンして色んな作業が忙しくなって来ましたが、今日も元気にホープに来れたこと、働けることに感謝して頑張りたいと思います。」
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