ホープ食堂を始めた理由・・・

イエスは「みなに仕える者になりなさい」と、おっしゃいました。私も、このみ言葉を重く受け止め、そうあらんと思っています。というのも、教会や生活相談サポートセンター、障がい者事業所ホープの責任者として、そうあらねばと思ってきました。

しかし、一方で、このみ言葉は、立場の違いを超え、多くの信者に適用されるべき、み言葉と思うようになってきました。つまり、どんな人でも、仕える立場になるということは、立場にかかわらず、信者としてとても重要なことだと…。

私が、教会として「ホープ食堂」を始めた主な理由の二つの一つが、それです。一つは、当然のことながら、弱い立場の人、特にひとり親家庭における貧困問題が、従来から構造問題でしたが、コロナ下において、それが深刻になっている。それに微力ながらも、何らかの支援をしていかなければならない。それが一つの理由。

もう一つの理由が、教会員のメンバーに、人を助ける、つまり、人に仕える立場になってもらいたい、実感してもらいたいということです。つまり、「仕える者になりなさい」というイエスの言葉を、体で実感してもらいたいということです。教会員の中には、障がい者の方も多く、「仕えられる者」としての日常実感を持たれている場合も多い。しかし、だれもが局面においては、充分に「仕える者」になる。その喜びを持つことができる。つまり、み言葉通りであることを実感してもらいたいと願い、それがもう一つの大きな理由でした。

この発想は、神から与えられました。そして「ホープ食堂」を始める決断をしたわけです。

神のご計画ならば、色々な事があっても、うまくいくことは、私も経験上理解しており、その狙い通りに進みつつあります。多くの人が、ともに和気あいあいで、喜んで取り組まれています。

ある教会員の感想で、事業所ホープの「一分間スピーチ」で話されたことを、そのままお伝えします。

「今日は、ホープ食堂について考えてみました。コロナになる前は、よくTVで「子ども食堂」や「炊き出し」の特集をみていて、すばらしい取り組みだなーと思っていました。

でもコロナになってから、見なくなり、困っている人がもっと増えました。

そんな時、ホープ教会でホープ食堂をやることを知って、とてもうれしかったし、参加させてもらえることに感謝しています。

今は、2週間に一度ですが、いつかは毎週できて、作ったお弁当が足りなくなるくらい人が来てくれるといいなあ、と思っています。」

とても励まされました。紆余曲折を経て、事業所ホープで働かれるようになり、そしてホープ札幌教会で救われ、多くの兄弟ができ、そして仕える事にも取り組んでいること、…本当に神の御業です。

神は、人が人を助けること、そして助け合うことを求めておられる。

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