見逃しがちな事実のシェアをします。
私は、牧師としての役割がありますが、また、母国日本の、神の国の義がなされていなく有様を憂慮しており、書きます。
ニューヨークタイムズがデジタルニュース部門の拠点を香港から韓国・ソウルに移すことを発表した。香港から移すことは、今日の情勢下、当然の措置だが、移転先としては日本・東京が選ばれなかった。
韓国が「他の様々な理由のなかでとりわけ、外国企業に対して友好的であること、報道の独立性、主要なアジアのニュースにおける中心的な役割であることが、魅力的であった」としている。
日本人の多くは、今の韓国(韓国政府)に対して、批判的な見方をする人は多く、なぜ?と思われるかもしれない。
それは、NYTは、日本を報道の独立性にかけると判断したということが理由の一つで、日本人はあまり意識していないが、国際的な眼はそれを常識化している。国際的なジャーナリストのNGO「国境なき記者団」が毎年発表する「報道の自由度ランキング」では、民主党政権時代の2010年には11位だったのに対し、第二次安倍政権発足以降急落して、今年4月では66位。G7のなかで最下位なのはもちろん、日本より下はほとんど独裁国家や軍事国家ばかりで民主主義先進国とは言えない状態。
国連からもたびたび指摘を受け、それが国際的な客観的評価。
私は、森友・加計にかかわる忖度や公文書改ざん、近畿財務局職員の自殺などの現状にとても憂慮してきた。脅しや締め付けも常態化。しかも多くのマスコミも委縮し、忖度さえしている。まさに危機的水準に達しているのだが、ゆでガエル状態極まりで、こんな憂慮すべき日本の状態は、私の人生経験上初めてと言える。
キリスト教にいう「義がなされていない」状況。
今回のニュースについても、日本メディアの報道は、情けない。NHKと日経は、7月15日の記事で意図的に「報道の独立性の要因」をカットしている。そのような国に住んでいることを、忘れてはいけないでしょう。
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