ダニエル書のネブカデネザル王は、とても興味深い人物です。
絶大な権力を持つものとしてのおごりがある。
それは、過去の権力者の有り様そのものです。
しかし一方で、彼の優れているのは、真の神を知ったときに、素直に反省する。
その神をあがめる。
その姿勢がある。
高ぶりとへりくだりの繰り返しの人生である。
その人生に大きな影響を与えたのは、ダニエルであり、背後にいる神なのでしょう。
私たちは、ダニエルとネブカデネザル王に学ぶことができる。
まずは、ダニエルである。
王が、家で気楽にしており、私の宮殿で栄えていた時、夢を見、それを彼は恐れる。
その夢をダニエルが解く。
「王が、7年の間、人間の世界から追い出され、牛のように草を食べ、露に濡れ、髪の毛は鷲の羽のようになり、爪は鳥の爪のようになる。」と。
まことに、人は、気楽に安泰である時こそ、あぶない。
ダビデもそうであった。
われわれもそうである。
ダビデは、こう告げる。
ダニエル4:27 それゆえ、王さま、私の勧告を快く受け入れて、正しい行ないによってあなたの罪を除き、貧しい者をあわれんであなたの咎を除いてください。そうすれば、あなたの繁栄は長く続くでしょう。
ダニエルは、王に勧告する。
それがすばらしい。
当然のことながら、彼の日常の有り様が、王に信頼感を与えていたから、それができた。
つまり、普段の姿勢である。
それが、いざ本番の時、説得力をもつ。
普段の生き方、備えが重要。
私たちが、クリスチャンが学ぶべき姿勢でしょう。
福音を受け入れるのは、人によっては、まことに難しい。
しかし、私たちが、本当に神に信頼をしていることが示されていれば、影響力をおのずと違う。
つまりは、日頃の私たちの生き方なのでしょう。
一方で、ネブカデネザル王である。
彼は、7年後、理性が戻り、王位を確立したとき、こう言う。
4:37 今、私、ネブカデネザルは、天の王を賛美し、あがめ、ほめたたえる。そのみわざはことごとく真実であり、その道は正義である。また、高ぶって歩む者をへりくだった者とされる。
何とすばらしい真理であり、彼の実感であることか。
私たちも、高ぶり、罪を犯すことがある。
しかし、大事なことは、それを反省することである。
日々悔い改めるのがよいでしょう。
主の祈りが、私たちに示してくださったように
「わたしの負い目(罪)をおゆるしください」と。
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