ミッション・ホープの社会活動として、障がい者事業所ホープがありますが、その中でホープ工房を運営しています。

そのホープ工房の小野店長の店長ブログをご紹介します。ミッション・ホープの理念に連なる考え方が投影されています。

・・・・・・・・

 

ホープ再生自転車販売で販売している自転車は、中古自転車ではなく、あくまでも「再生自転車」。
私達は、この「再生」という言葉に一つの思いを込めております。
毎日手にする自転車は、持ち主の方が様々な理由で手放したものです。
放置されてしまった、故障、古くなった、体に合わなくなった、気に入らなくなった…。
そしてそれらの自転車は、多くの痛みを抱えています。傷、サビ、汚れ、破損、変形、劣化、故障…
しかし、それらの殆どは少し手を加えれば、また以前のように元気にマチを駆け巡り、持ち主の方の生活に欠かせない一部として大きな役割を果たす、大きな力を取り戻すことができるのです。これが「再生」と称する理由の半分。
 
当事業所で働く利用者さんの中にも、この自転車と同じような経験をされてきた方が何人もいらっしゃいます。
社会の波にうまく乗り切れず、心や体に傷やサビや故障を負ってしまった方々。
しかし、このままではいけないと思い、当事業所のドアをノック。そこで待っていたのは、自分自身の境遇によく似た自転車。汚れを拭き、サビを磨く。手をかけるとどんどん輝き、美しさを取り戻していく。破損した部品は新しいものと交換し完成。その自転車が店頭に並び、「欲しい」というお客様がお財布からお金を出し、笑顔で店を去っていく。「ありがとうございました」と頭を下げた時、自転車だけでなく自分の心も徐々に汚れやサビが取れ、輝きを取り戻してきていることを感じる。そんな体験をした利用者さんもたくさんいます。
 
自転車はいつか寿命が来るかもしれないけれど、人の心は一度よみがえりを経験するとちょっとやそっとではくじけることなく、古いものを過ぎ去って、また新しくなることが出来るのではないかと思います。
 
これが「再生」と称する理由のもう半分。
 
私は日々、こんな「再生」の現場にいることで、自分自身も日々新しくされていることを改めて感じ、感謝します。
 
ホープ工房の商品で使用される自転車パーツも本来の役目を終えたものや余ってしまった部品などに新たな命を宿す、「再生」のコンセプトを柱として商品開発を進めております。
 
※写真は、2019年7月16日、今シーズンの販売台数が1000台を達成した時の一枚。札幌にはよみがえった自転車がたくさん走っているんだなぁ。
ホープ工房新商品「ジョン」

ホープ工房 本店

店長のブログに、私たちの活動の思いがあります。

再生は、私たちの永遠のいのちの基本。

被造物も待ち望んでいます。

私たちの役割と責任を感じています。

ローマ8章19

被造物も、切実な思いで神の子どもたちの現れを待ち望んでいるのです。

 

ブログを読んでいただき感謝いたします。

一日一回クリックの応援をいただくと、とても励まされ感謝です。

にほんブログ