ヨブ記は、生きている中での不幸、災難などの人生の不条理性を取り扱った書であるが、
神の導きの書である。
ヨブは、全財産を失い、子供10名を突然なくし、当人は、悪性の腫物に打たれる。
まさに、惨憺たる原因不明の不幸に襲われる。
神を深く信仰している彼にとって、理由がわからないのが、苦しみの原因であり、神に不満を申し立てる。
しかし、生けるものすべての創造主たる神の臨在に、自分の限界を知り、神を知る。
42:1 ヨブは主に答えて言った。
42:2 あなたには、すべてができること、あなたは、どんな計画も成し遂げられることを、私は知りました。
42:3 知識もなくて、摂理をおおい隠した者は、だれでしょう。まことに、私は、自分で悟りえないことを告げました。自分でも知りえない不思議を。
42:4 どうか聞いてください。私が申し上げます。私はあなたにお尋ねします。私にお示しください。
42:5 私はあなたのうわさを耳で聞いていました。しかし、今、この目であなたを見ました。
42:6 それで私は自分をさげすみ、ちりと灰の中で悔い改めます。
ヨブは、神がすべてを支配され、計画を成し遂げられることを、芯から知る。
そして、自分の考えをさげすみ、心から悔い改める。
ポイントは、彼が、不幸の原因を知ったから、悔い改めたのではない。
神の神たることを知ったから、悔い改めた。
不幸の原因は、わからないが、彼は、神への信仰をさらに、深めた。
神がすべての中心であり、神は、私に対して目的を持ち、行われていることを知る。
そして、神は、彼に2倍の祝福を与える。
所有物を2倍に。
そして子供は、依然と同じ10名が授けられる。
子供も実は2倍である。
なくなった10名は、すでに天国にいるからだ。
私たちにも、いろいろな苦難、災難が起きるかもしれない。
しかし、神は、良いお方であり、神の目的と御計画を信じて生きよう。
御心がなるように祈るのみ。
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