エレミヤは、神様から預言者として召されるが、内容は、イスラエルの滅亡について語ることである。

民からは、歓迎されない言葉であり、民からは批判され、暗殺計画までおきる。

エレミヤは、孤独のきわみに陥る。

そして、神に愚痴をいう。

15:18 なぜ、私の痛みはいつまでも続き、私の打ち傷は直らず、いえようともしないのでしょう。あなたは、私にとって、欺く者、当てにならない小川のようになられるのですか。

 

エレミヤは、神に愚痴をこぼす。

わたしはあなた(神)の言葉を、忠実に伝え続けている。

しかし、国民は、わたしの敵。

神もあてにならない。・・・と。

 

それに対して、神は答える。

15:19 それゆえ、主はこう仰せられた。「もし、あなたが帰って来るなら、わたしはあなたを帰らせ、わたしの前に立たせよう。もし、あなたが、卑しいことではなく、尊いことを言うなら、あなたはわたしの口のようになる。彼らがあなたのところに帰ることがあっても、あなたは彼らのところに帰ってはならない。

15:20 わたしはあなたを、この民に対し、堅固な青銅の城壁とする。彼らは、あなたと戦っても、勝てない。わたしがあなたとともにいて、あなたを救い、あなたを助け出すからだ。――主の御告げ。――

15:21 また、わたしは、あなたを悪人どもの手から救い出し、横暴な者たちの手から助け出す。」

 

まずは、卑しいこと、つまり聞くに値しない愚痴を言うなとおっしゃる。

尊いことをいえと。

確かに、愚痴をいっても始まらない。

口に注意をする必要あり。

聞こうとしない人にも、尊いこと、つまり御言葉を伝え続けるなら、それは、神の御言葉なので、人に影響を与え変わっていくと、神はおっしゃる。

それが、「あなたはわたしの口のようになる」ということだろう。

そういう意味で、わたし達は、神の御言葉を伝え続けていく必要があるのだろう。

 

進展しないときでも、神を信じて、愚痴らないで、辛抱し、神の御言葉に立ち、与えられた嫌な役回りも行なっていく。

その裏づけとなる保証を、神はおっしゃってくれる。

20節からである。

民の批判やあなたに危害を加えようとしても、あなたは必ず勝つ。

わたしが、あなたとともにいて、あなたを救い、助け出すからと。

 

どんな状況になっても、神は、ともにおられ、わたしを救い、助ける。

聖書で、何度も語られる神の約束。

試練や困難があっても、乗り越えさせ、霊的成長をさせてくださる。

感謝です。

 

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