約12年前:ナナイモ市の教会の通っていた頃

 

「また、その教会の前牧師は、私より年上で、ボブ・ディランのように、ギターとハーモニカ演奏も交えながら、時々メッセージをしていた。

いろいろな方がいるものだ。

この前牧師夫妻が、私達を家に招待してくれた。質素な家に住んでおり、牧師の生活はそれが普通なのだと思った。

また、自分で家の増改築をしている最中で、すごいと思ったが、後日多くのカナダ人が、休日に趣味と実益を兼ねて大工仕事をしているのを知り、ライフスタイルの違いと理解した。

彼とは、音楽や哲学談義をさせていただいた。

私は、若い時に小さな哲学者になってからは、ボブ・ディランとザ・バンドが好きな音楽家で、その事を話すと彼もよく知っており、弾いてくれた。

また語彙はまったく拙いものの、私の哲学体験についてもご夫妻は耳を傾けてくれた。

その時、牧師から自転車でのカナダ横断計画をお聞きした。

私達が帰国後、成功の連絡をいただくが、昨年、牧師夫人死亡の悲しい知らせが届く。

私達を家に誘ってくれたのも彼女であり、とても親切で明るく、牧師夫人は素晴らしいという先入観を与えてくれた方だった。

笑顔の印象が強く、いまだに実感を持てない。」

 

前牧師夫妻もとても、印象深い。

それぞれが、人生を、キリストにささげ、その召しを果たすべく、走り続けている。その当時、私はクリスチャンではなかったものの、大きなめぐりあわせを、神様は、備えてくださっていた。全てに感謝。

 

もし良かったら、一日一回、感謝です。


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