以前、避妊の方法の一つとして「3ヶ月に1度注射するだけ」という方法をご紹介したのですが、注射薬が当院に入荷しました。



「3ヶ月に1度」という接種間隔をしっかり守れれば、99.8%の確率で避妊ができる、という非常に便利な方法です。


注射の成分としては、ジエノゲスト(ディナゲスト)やミレーナ、そして6月末に発売される「スリンダ(ミニピル)」と同じ分類の「黄体ホルモン」という成分になります。



黄体ホルモンにも様々な種類があるので、副作用の出方は人それぞれなのですが、最も多い副作用は「不正出血」となります。


一度の出血量はそれほど多くならない事がほとんどですが、少量の出血が続く可能性もあるため、試してみないとわからない部分が大きい薬になります。



また、注射に関しては、かなり強力に排卵を抑えるため、注射をやめてから1年近く排卵を抑える可能性もあり、1〜2年以内の妊娠を考えている方には不向きな方法となります。



ミニピルに関しては、日本製の薬が発売されたのですが、この注射薬に関しては海外製のものであるため、重い副作用が出た場合の補償もない点は注意が必要です。