生理痛に対して市販のサプリに効くものはないか色々と探していて、今までイソフラボンやビタミンB1、ビタミンE、ピクノジェノール、シナモンの効果についてブログに書いてきました。




そこで、今回は新たに別のサプリに関するデータを見つけたので、見ていきたいと思います。







この論文ではローズマリーと鎮痛剤の効果を比較しています。


対象

原発性月経困難症の82人に対して、ローズマリーとメフェナム酸(一般的な鎮痛剤)をそれぞれ内服してもらい、生理痛と生理の量の変化を調べています。


もともと中等度の生理痛と通常の生理の量である女性が対象となり、生理初日から3日間、ローズマリー250mgのカプセルを内服する群と、メフェナム酸250mgのカプセルを内服する群に分かれてもらいました。




結果

痛みの強さは、それぞれ内服する前と比較して、


・ローズマリー: 40.39 → 23.57

・メフェナム酸: 46.75 → 28.29


と、痛み止めと同じくらいの効果がローズマリーにも認められました。



生理の量に関しても


・ローズマリー: 55.21 → 46.60

・メフェナム酸: 51.05 → 43.43


と、痛み止めとローズマリーは同等の結果でした。


以上のことから、ローズマリーには鎮痛剤と同じくらい生理痛を楽にする効果があると言えそうです。



今回の検証で対象となっているのは、卵巣腫瘍や子宮筋腫など、生理痛の原因が特に認められない原発性月経困難症の女性となります。




生理痛の原因として、特に卵巣が腫れていると場合によっては手術が必要となることもあるため、生理痛に対して市販サプリだけで様子を見るのではなく、一度は婦人科で診察を受けてもらいたいのですが、診察の結果、特に何も指摘されないようであれば、今回ご紹介したローズマリーを試してみるのもいいのではないでしょうか。