少し前からダイエット薬として糖尿病の薬を使う自費治療が話題になっています。



特にGLP-1受容体作動薬という分類の薬として、注射薬としてのビクトーザ、オゼンピック、トルリシティ、内服薬としてはリベルサスといった薬が話題になるのですが、今回はこれらも含めて糖尿病治療薬が妊娠に与える影響について見ていきたいと思います。







この論文では、2型糖尿病に対してインスリンではない治療薬を使っている方の妊娠に対する影響を調べています。




対象

妊娠90日前から妊娠第一期まで、スルホニル尿素薬、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬、SGLT2阻害薬、インスリンを1種類以上使用した人。北欧やアメリカ、イスラエルが対象となっています。



結果

妊娠前後にインスリン以外の糖尿病治療薬を使用した人数は、10万人あたり北欧では32人、アメリカでは295人、イスラエルでは73人であり、特にアメリカでは増加傾向にありました。


生まれてくる赤ちゃんの大きな奇形に関しては、対象となった全人口(3,514,865人)では3.7%、2型糖尿病の方(51,826人)では5.3%でした。




使用した糖尿病治療薬別では、



スルホニル尿素薬(1,362人): 9.7%


DPP-4阻害薬(687人): 6.1%


GLP-1受容体作動薬(938人): 8.3%


SGLT-2阻害薬(335人): 7.0%


インスリン(5,078人): 7.8%



となっており、インスリンと比較しても、各種糖尿病治療薬において、大きな奇形のリスクはそれほど変わらない、という結果でした。



糖尿病の治療薬としては、インスリンが第一選択なのですが、第二の選択肢として、様々な治療薬が出てきていて、そういった薬が妊娠に関与してくるケースが増えてきています。



少なくとも今回出てきたデータでは、インスリンと比較して大きな奇形のリスクが飛躍的に上がる、という事はなさそうです。



ただし、今回の論文では「2型糖尿病に対してインスリンを使用している方」が基準となっているため、日本で問題になっている「ダイエット」に対して使われる方法としての妊娠に対する影響は未知数です。




比較的新しい薬も多く、妊娠に対する影響はまだまだわからない部分が非常に多いため、妊娠の可能性がある方は、こういった薬でダイエットを試みるのは避けていただき、他のダイエット法をよくご検討ください。



ちなみに、おすすめのダイエットはコチラ。以前自分が3kgほど体重を減らした方法ではありますが、今思えば毎日のようにポッキーを一箱食べていた、という食生活も酷いですね、、、




正直、この時に使用していたアプリは、もう使用しなくなったのですが、それでも少し油断すると増えがちな体重も、週に3日程度スクワットをするだけで、簡単に元に戻るので、まだ何とか若い頃の体重を維持できています。



「筋トレ」を継続するのは大変だと思われる方も多いと思いますが、テレビなどを見ながら10回のスクワットを3セットしてみる、それを週に3回だけ、というのをひとまず試してみてください。



中には筋トレをすることで筋肉がついて太くなってしまう、と懸念される方もおられるかもしれませんが、筋肉で太くなるには相当な努力が必要ですし、筋肉がつく頃には脂肪が落ちていて、見た目は非常にスリムになっています。



また、筋トレで付いた筋肉は、筋トレを止めてしまえば、すぐに無くなっていきます。




年末年始、特に体重は増えがちですが、新年の目標として、生活スタイルの中に筋トレを少し入れてみることから始めて見て下さいね。