産婦人科医の勤務が非常に大変だというとは有名な話なんですが、何年も勤務医として働いてこられたのは、やはり出産で元気な赤ちゃんが生まれてくる場に立ち会えたからなんですよね。


長い陣痛の末にやっと生まれてきた赤ちゃんをお母さんが胸に抱いている光景は何よりも素敵ですし、それまで難しい顔をしていたご主人が涙を流したりすると、思わずこちらまで目頭が熱くなってしまいます。


そんな素敵な場から開業して遠のいてしまいましたが、それでも妊婦健診で元気な赤ちゃんを見ると、こちらまで幸せな気持ちになりますね。




例えば妊娠8週くらいの超音波検査で、赤ちゃんの手足が見え始めた時。

数mmの小さな手足をパタパタと動かしているのが見れた時は、お母さんも感動してくれて、こちらもそのお裾分けをいただいています。



そして、妊娠16週くらいになり、お腹の上からの超音波で赤ちゃんを4Dエコーで見た時。

ちょうど全身がエコー画面に映って、小さいながらも人間っぽい形になっているのがわかると、お母さんと一緒に幸せな気持ちになります。



これはもう「最近笑った事」というより、「いつも笑顔を貰える事」でしたね。