先日、つわりにはショウガやビタミンB6が効果的だというブログを書いたのですが、今回はツボをご紹介したいと思います。
まずはこちらの論文から。
と言っても回りくどくなってしまうので、今回はまず結論から言います。
つわりに効くツボは内関と言います。
このように、手のひらを上に向けた時に、手と手首の境目にあるしわの真ん中から、指3本分だけひじの方へ進んだところにあります。
このツボは、乗り物酔いや二日酔いにも効くと言われています。
では、実際の論文を見てみたいと思います。
この論文では、合計66人に、内関を押すグループ、プラセボのグループ、普段通り吐き気留めなどの薬を点滴するグループに分かれてもらい検証しました。
この場合のプラセボは、詳細は記載されていませんが、おそらくツボのプラセボなので、全く無関係な部分をツボとして押しているのだと思われます。
その結果、内関を押したグループで明らかに吐き気・嘔吐の回数は少なくなりました。
また、尿ケトンと言って、つわり症状が酷くなると尿中に出てくるケトンという物質も、内関グループで少なくなっていました。
以上のことから、つわり症状に対して、内関というツボを押すことは効果的であると言えそうです。
先日説明したショウガやビタミンB6と合わせて、このツボも試してみてくださいね。