生理前になると肌の調子が悪くなる、、、というお悩みはよくあります。


そんな時、ピルを飲むとかなり調子が良くなるのですが、どうしてもピルが飲めないなど、他の治療が必要になることがあります。


少し前から、皮膚科のお薬で、デュアック、ディフェリン、ベピオなど、ニキビに効果的な薬がたくさん出てきました。


しかし、これらの塗り薬はピーリング効果があるため、どうしても肌に合わない、という方も時々おられます。



そこで、今回はそういった薬よりピーリング効果が少し弱いアゼライン酸というものについて説明したいと思います。


このアゼライン酸は、海外ではニキビ治療薬として認められているものですか、日本では市販薬として使ってもらう形になります。


その効果を示したのが、この論文です。



この論文では、顔にニキビのある35人の女性を対象に、30%アゼライン酸による治療を2週間に1度、6回にわたって受けてもらいました。


その結果、分泌される皮脂の量が明らかに減少し、ニキビの数や重さも改善が認められました。


参加者全員、副作用で脱落することはありませんでした。


アゼライン酸そのものは、穀物や酵母に含まれる成分で、比較的副作用が出にくいものとなっているため、なかなか合う薬がないという方も試してみる価値はあるかと思います。


また、ニキビだけではなく、「酒さ」と呼ばれる赤ら顔にも効果があるため、気になる方は一度試してみてはどうでしょうか?