Natsuko Navi 別館 漫画家/運命鑑定  -306ページ目

12/20「ペール・ギュント」夜公演 ライブビューイングが入った

少し間を置いて、昨日も「ペール・ギュント」でした。

わたしは世田谷パブリックシアターでリアル観劇でしたが、夜公演はライブビューイングのカメラが入り、全国の映画館で同時上演の回でした。

映画館独自の映像もあったようで、そっちも見たかった(>_<)

 

カメラが入ったから?

それとも単に回を重ねて気持ちが上がったから?

いずれにしても、昨日も迫力は上昇傾向(笑)

この前慌てて歌い始めた「マイウェイ」は、今回は落ち着いて進行しました。

拍手もなしで、客席はどん引きということで(^^)←正しい反応

 

いつも思うけど、1幕幕開きは、とても印象的。

あれはペールの頭の中の、理想の世界なのかなあ。

すぐに目が覚めてしまうけど、めげないのがペールの図太いところ。

 

ローソンHMVに注文した原作本がまだ届かない!

東京ラスト週間は、原作をしっかり読んで臨もうと思っていたのに…

明日には入手できるか。

 

昨日もF列サイドで、見やすい席でした。

こんなに良い席はこれが最後。

やはり楽日が近づくと良い席は残ってない(^_^;

でも、劇場が小さいから、帝国劇場の悪夢を思えば…

 

 

チケット転売サイトのチケットキャンプに警察が入り、また転売についていろいろ議論されているようです。

ある週刊誌の某コラムでは、「これで海外の転売サイトが大もうけになっては…」と書かれてあってびっくり。

いや、他にも国内のチケット転売、交換サイトたくさんありますけど…(^_^;

 

端から良席を高額で売るなど、高額転売の防止策もいろいろ提唱されているようです。

台湾のように、前列を3万くらい(だったか?)で売るとか、そういうことですよね。

大きな劇場だと、確かに有りかなと。

最前列も、2階前列も同じ価格とか、ちょっと納得いかないですからね。

 

客席といえば、昨日も男性客多かったなあ。

いつもこれくらい見に来て下さったらいいと思いますけどね。

 

ライブビューイングの回ということで、昨日のカーテンコールでは浦井くんがマイクを持ちご挨拶。

DVDにならないかなあ。

 

 

 

朝のカレーライス

12/16「ペール・ギュント」夜公演

16日が初の昼夜公演だったみたいですね。

わたしはピラティス&フラメンコのため夜公演のみでしたが、キャストの皆さんも昼の疲れは全く見えず、フレッシュな夜公演でした。

 

昨日の公演を見ながら、これはやはり原作を読まねばならないか。。。と思いました。

イプセンが書き上げたものと、現代メジャーになっている「ペール・ギュント」の雰囲気は全然ちがうとも聞きますし、そもそもイプセンがどういう思いで元は悪漢のペールを取り上げ、作品にしたのか興味あります。

 

それはさておき、わたしにもそろそろ一回一回の違いが判別できるようになり、楽しいです。

昨日は、ペールがマイウェイを歌う時、リクエストするビーチガールの迫力が凄く、浦井くんがやや慌てて歌い始めるという1幕も。

これはお互い、「溜めすぎたな~」と反省したかも(笑)

基本的に、皆さんだんだん大胆さを増している気がしますね。

 

このマイウエイ、歌い終わって拍手がある時とない時がありますね。

昨日はなかった。

でも、これは雰囲気的にむしろ自然かなと思ってます。

 

ミュージカルだと、嬉しくても悲しくても歌い終わったら拍手!ですよね。

演じる役への共感や、歌い手さんへの賞賛もある。

でもこのペール・ギュントでのマイウェイは、思い上がったペールが気持ちよく歌うというシーンなので(笑)、少なくとも共感は出来ないですよね。

ミュージカルじゃないからか、歌い手さんとして讃えるというのもちがう気がして。

作品の雰囲気によって、見ている側の気持ちも変わるんだなあ。

 

そして、今まで見た舞台の中でも出色に男性のお客さんが多いです。

初日は関係者が来るから、どの舞台でも増えるのですが…

でも良い舞台だから、観ておきたいという人が多いのはわかりますね。

未だに2階席、3階席は空席がありますが、もったいないですよ。

そういえば、浦井くんの舞台で毎回空席があるというのもわたしは余り見たことがないです。

(たいした空席ではないですが)

なんだろう、あらかじめ複数回買っておいた人が少ないのかな。

 

でも、わたしも「王家の紋章」「デスノート」の勢いでつい枚数買う癖がついてしまいましたが、来年からは本当にこれやめようと反省中です。

今年、今年家計が赤字になってしまって…!Σ(=°ω°=;ノ)ノ

生まれてこの方、下積み時代も含めて赤字なんて記憶にないので、これは生き方を変えねばならないと。

それは、チケット代だけじゃないですけどね。

家電の買い換えや家のメンテナンスが続き、複合機まで買い換え、2回も海外旅行へ行っちゃったので…

でも、かんたんに縮小できるのはやっぱり趣味の方面だから。

どうしてもたくさん見たい!という演目もあるかもですが、それ以外は少なめに買って、気に入ったら買い足す(買い足すのか!)方向で行こうと。

もちろん、この「ペール・ギュント」も、買って良かった演目ではありますが。

 

舞台の感想に戻りますが、昨日も辻田さんに注目。

ボタン作りの軽快なリズムが流れ始めると、もうワクワク♪

劇場へ足を運ぶ喜びは、こういう生のパフォーマンス、芸術を堪能できるというところにもありますよね。

ふー、やっぱり縮小は断腸の思いなんだけど(^_^;

 

浦井くんのペールについては、とにかく目に入る女性すべてをくどく勢いか!ということもあるし、前半の若い頃は会う女性会う女性に惚れられてしまう。

それを浦井くんがやると、原作は多分そういうことじゃ無いと思うんだけど、

「これはペールが絶世の美青年だから、女性という女性を虜にしてしまうのか」

というふうに見えてしまうんですけど(笑)

トロールの母子の闇を見せつけられるシーン、頭を抱えるペールの苦悩の表情は、濡れた前髪が目元に暗く陰を落とし、壮絶なほどの美しさ。

誰が演じるかによっても、舞台の雰囲気は大きく変わってしまうんですね、きっと。

 

 

12/15「ペール・ギュント」夜公演

 

といっても、今日は夜公演だけの日かな。

ちょっと早めについてうろうろしていたら、今日もFCで知り合った方と出くわし、デスノート以来の旧交を温めることが出来ました。

こうしてちょこちょこお話しできるのも楽しい(^^)

 

今日は昨日より1列後ろのかみ手側。

こちらは初めてだったので、ずいぶん見え方が違うなと思いました。

 

これで4回目だけど、今日が一番内容が伝わってきた気がします。

プレビューから楽しく見てはいますが、まずわたし的に今日が一番頭がクリアだった(笑)

しばらく飲んでいなかったコーヒー(カフェイン入り)を飲んできたから。

午前中飲んだだけなのに、効くな~(^_^;

 

それに、もちろん舞台が日々深化しているのだとおもいます。

役者さん達が、舞台の上でリアルに生きている、今日はそれが一番感じられました。

 

4回目だと、「あ、セリフ二回言った」とか、「鳴らしてはいけないところで鳴らした」とか、ちょっとわかって楽しい。

でも、皆さん楽しそうに演じています。

 

王家の紋章やデスノートだと、出来ることならずっと浦井くんを注視していたい!くらいの勢いだったのですが、このペール・ギュントでは、どうしても全体を見てしまいますね。

その時スポットが当たっている人に、つい目が行ってしまう。

かと思えば、後ろにいる人も面白くて。

「はっ、しまった。浦井くん忘れてた」みたいな場面がしょっちゅうあります。

それだけ、画面の完成度が高いと言うことでしょうか。

 

今日は、あるシーンでペールの唇に真っ赤なルージュの跡が移っちゃったところがあって、その前まではそんな顔になってたかな??と。

今日は口紅の跡が妙に目立ちました。

今日はいつもよりたくさんついちゃったのかな?

 

わたしお気に入りの辻田さん、やはり他のお客様にも好評のようで、客席でも噂されているのを耳にしました。

本当に素晴らしいダンスですからね~。

これは、辻田さんの代表的な舞台になるのではないでしょうか。

そして、ダンスが良いと言うことは振付も優れていると言うこと。

振付の方にも心から賛辞を送りたいです。

 

今日は、ラストの趣里ちゃんのセリフがひときわ迫力があって良かったなあ。

マルシアさんの歌と相まって、感動しました。

 

今日のカーテンコールは、スタンディングオベーションはなし。

でも素晴らしい公演で、とても良かったです。

寒い中出向いた甲斐がありました(笑)

 

カーテンコールでは、辻田さんとキム ボムジンさんがずっと手を繋いでいて、ダンスを通してお二人にしっかり絆が出来たんだなあと感じました。

キムさんのダンスも、唯一無二で素晴らしいですよ。

 

12/14「ペール・ギュント」昼公演&ポストトーク

ちょっと間が空いた「ペール・ギュント」。

これで3回目で、昼公演は初めてです。

寒い時期なので、出来るだけ昼公演で埋めたかったのですが…

休憩含め3時間上演、夜公演は寒いだけでなく遅くなりますからね。

しかし、都内に住んでいるだけでも有難い。

東京近隣、遠方から来られる方、お疲れ様でございます。

 

今日はFCのお友達と劇場で会うことが出来たので、合間にちょっとおしゃべりを楽しんだり。

「なかなかみられない良い公演」

「ワークショップをしっかりしてきたことがよくわかる」

と、お互い好感度の高い舞台です。

 

今日はF列サイド席。

世田谷パブリックシアター独特の配置で、距離的には3.5列めくらいの近さです。

寝っ転がられるとお手上げですが、距離は本当に近いですね。

キャストさんが客席に降りるシーンも結構あるので、今日は目の前を浦井くんが疾走してくれて、ほんの一瞬でも満足(^^)

 

ここへ来て、やっとキャストさんの表情もよくわかり、特に浦井くんの表情はいつもながら見応えがあります。

今回は珍しくライブビューイングがあるので、映画館でご覧になる方は楽しいかも。

 

今日は東京唯一のアフタートーク、「ポストトーク」付きの日でしたが、2階席、3階席はまだ空席があったような…

 

登壇者は浦井くん、マルシアさん、趣里ちゃん、ユン ダギョンさんと通訳の方。

制作の女性が司会として、最初のお二人から呼び込んでくださいました。

趣里ちゃん、ダギョンさんはお着替えが遅れたのかな?

 

マルシアさんはパーティドレスのような、黒のセクシードレスで登場。

「普段着なのよ」

と言っていたので本気にしかけましたが(笑)←マルシアさんならあり得るかと

本当は「トークショーのなんて滅多にないので、つい気合いを入れてしまった(照)」とのことでした。

同世代として、あの引き締まったスリムボディはあり得ない。

やはり芸能人は宇宙人ですね~(^_^;

セリフでは「日本語、お上手になって」と感心しましたが、トークではなじみの丁寧な言葉遣いで、やっぱりマルシアさんだなあと和みました。

 

浦井くん他、打ち合わせたのか?全員お洋服はモノトーン。

浦井くんはお洒落な大きなハイネックのニットと、淡いキャメルのコーデュロイパンツ。

パンツの鼠径部のところに白くロゴ的なものが入っていて、こちらもセンス良し。

浦井くんは、最初から気になっていたのですが、1幕では赤っぽい金髪、2幕で白髪気味になるのですが、あれウィッグなんでしょうか。

トーク時は金髪に戻っていたので、これは地毛(自毛)だよねえ?と思っているのですが…

2幕は白い部分ウィッグを足しているのかな?

 

趣里ちゃんは可愛いオールインワン、ダギョンさんはフロントに大きなキラキラの入った黒のセット。

それぞれ、ばらばらなんだけど、凄くその人らしい感じ。

 

トークでも、やはりマルシアさんの1幕ラスト、一応書きませんが皆を驚かせているようで、ご本人からちょこっとネタバレ頂きました。

でも、そう思ってもできるものかなあ(^_^;

 

わたしも「今までに見たことのない公演だなあ」とわくわくしていますが、キャストさんにとっても経験したことのない稽古場だったようですね。

ダギョンさんが、「韓国人俳優は火のよう、日本人俳優は水のよう」とたとえていらして、本当に韓国の方は熱いなあと思いましたね。

今回一人韓国人キャストから登壇したダギョンさん。

最後はこみ上げてきて、涙ながらにこの公演に参加できた喜びや感謝の気持ちを語ってくださいました。

見ているわたしもじーんとなりました。

 

それにしても、司会者が下手にいらしたせいで話を聞く浦井くんがずっとこっちを見ている体勢になり、正直上演中よりその美貌の完璧ぶりを堪能することになりました(^_^;

長い前髪が目の辺りに陰を作って、凄く美しいんですよ。

うーん、こちらも宇宙人。

良い席をありがとう、FCさん。

 

この舞台では、浦井くんのメイクも結構薄いと思う。

それに、どうやらマイクも使っていないような…

浦井くんなど、ぽんぽんパンツ一丁になりますが、マイクのコードが見えないですし。

時々、セットに仕込んであるマイクを使っているんじゃないかな。

 

でも、あの無粋なマイクがないお陰で、あのダンスシーンが本当にきれいに見えるんだなあ。

この規模の劇場でマイク無しとか初めて見たから(本当にマイク無しかどうか確認は出来ませんが)、自声でこのまま大晦日までやりきるとしたら凄いパワー。

 

そして、初日に演出のヤン ジョンウンさんがカーテンコールでさーっと降りてきてステージに上がった件。

浦井くんによって「呼んでなかったんだけど(笑)」ということで、突発事故だったと言うことが判明しました。

ヤンさんがステージに駆け上ってきて「イエ-!」と拳を揚げたところを見て、浦井くんは「この人ペールだな」と思ったそうです(笑)

 

 

浦井くんはヤンさんに「ペールにぴったり」みたいなことを言われ続けて複雑だったようですが(笑)、わたしは「ペール・ギュント」をヤンさん×浦井くんのバージョンで初めて見ることが出来て良かったですね。

白井さんバージョンの時は、難しそうでパスしたんです(^_^;

ヤンさんのこのペール・ギュントは、お客さんも皆さんそれほど難しいとは思っていない感じです。

やはり絵本のようなカラフルな世界、美しい音楽、キャストさんが表現する無邪気さ、そしてなにより浦井くんが演じるペールは、どうしたっていやな奴に見えない(笑)

 

今日は席が近かったから、さすがにペールの身勝手なところの迫力は見て取れました。

それでも、たとえばソールヴェイの無垢さに触れハッとするところ、非道なチンピラのもう一面…純真な子供のような不憫なペールがいることをはっきり感じさせるんです。

ソールヴェイを足蹴にしたらさすがに無理ですが、本当の美しい心には逆らうことの出来ないヤン版ペールは、やっぱり憎めない男なんです。

 

寒いですが、ノルウェーのお話だし仕方ない。

東京公演後半に向け、わたしも体調整えていきます(>_<)