Natsuko Navi 別館 漫画家/運命鑑定  -305ページ目

12/24「ペール・ギュント」東京千穐楽

東京千穐楽です。

プレビューから、見守りました!

当初、難解すぎるかも~と及び腰だったことを思うと、予想を超えるカラフルでファンタジーで、芸術的な素晴らしい舞台と出会えて感謝です。

まだ、兵庫公演がありますけど(^_^;

 

今日は初の2階席。

それも例の足下が高いやつで、さすがに千穐楽、お客さんもぎっしり埋まって身動きできません。

やはりこの席、厳しい…

幸い、並びの皆さんは礼儀正しい方ばかり、譲り合って頑張りました。

2階の3列目でしたが、これでもS席とは、ちょっと不公平だなあ。

 

でも、この公演、ちょっと観劇マナーの悪い方が目につきました。

年齢は関係ないです。

お年を召した方でも、遅れてこられて、膝を寄せて通して下さっている方に一言「すみません」でも「ありがとう」でもなく、当然のようなお顔でずいずいご自分の席に直進。

うっかり膝が当たろうものなら「ちっ」とでも言わんばかりの表情で、見ていて唖然としたことも。

あっちでもこっちでもこういう光景を見て、辛かったですね。

どなたかお目当ての役者さんがいらしたり、作品のファンだとしたら、それに泥を塗っていることになるんですが…

きれいに着飾って来ても台無しなので、わたしも心しておきたいと思います。

 

 

千穐楽と言っても兵庫を控えているので、特別なことと言うと、カーテンコールで浦井くんのご挨拶があったくらいかな。

この舞台、幕が下りても音楽がしばらく鳴っており、客席としてもどこで拍手していいかタイミングが難しいんです。

前楽の夜公演は、さすがに盛り上がって早いうちに拍手が起きましたが、今日はまた元に戻って音楽が小さくなるまで待ってしまい…

スタッフさんで、拍手を先導する人がいないんですね。

わたし、何度か先導させて頂きました(^_^;

フラメンコで鍛えた(というと先生に笑われるけど)パルマを生かすのはここだっ(。-人-。)

 

兵庫で初めてご覧になる方はちょっとネタバレなので、今更ですがここから先はご了解の上でお願いいたします↓

演出のことなんかも書こうかなと。

 

 

 

 

この舞台、LEDの細い枠みたいなライトが囲った形になっています。

左右の縦ラインは動かないと思いますが、上部の横ラインは上下に上がり下がりします。

これが時に明るくなったり消えたり点滅したり…

額縁のようでもあるし、時に漫画のコマ割りみたいな効果もあるんですよね。

ステージ上が、上のコマ、下のコマ、みたいに分かれたり。

漫画家なので、ちょっと親近感わきました(^^)

 

舞台装置も、結構キャストさんが自ら設置したりするのですが、もちろん黒子さんもいらっしゃいます。

ペールがお札をばらまいた後、「マイウェイ」を歌うのですが、このお札、黒子さん達が一生懸命拾うんです。

相当散らばっているので、ギリギリ歌い終わるまでかかってしまうという(^_^;

3階席に行った時はじめてこれに気がつき、浦井くんの歌は時間稼ぎの意味もあるんだなと。。。

 

このシーンもそうですが、とにかくこの作品ではキャストさんが脱ぐ、脱ぐ、脱ぐ(^_^;

変な意味じゃないです。

でも男性なら一度は必ずパンツ一丁、女性でも+ブラトップくらいで出るシーンがあるんですよ。

お札ばらまくシーンでは、いわいのふ健さん、今津雅晴さんの海水パンツがだんだんきわどくなっていく…!

最初はセクシーだけどそれほどではなかったはず。

昨日の公演でハッと気づいた時には、かなりお尻のところがめくれ上がっていました(@@;)

兵庫ではどうなっているか心配です。

 

でも、どんなTバックを履いても問題ないくらい、皆さん身体がきれい!

グランドミュージカルでも、えり抜きのアンサンブルさんでも、意外に「もっと絞れなかったの?」と言う人が1人や2人いるものですよ。

今回はワークショップがそれほど過酷だったのか、体をさらすシーンが多くて皆さん頑張ったのか、男女とも美しい身体の持ち主ばかり。

巨体のドンオさん、こびとさんのボムジンさんもたるんだところなど全くなく、個性を輝かせています。

身体を使う表現が、大きな意味を持っているこの舞台ですからね。

眼福。

 

 

パンツと言えば、初日。

浦井くんが最初にパンツ一丁になるシーン、白いパンツの下に黒いパンツをはいているのが完全に覗いていたんですね。

やはりこれはいかんということになったのか、それ以来アンダーは肌色になったようです。

 

中年キャストの脅威の肉体美に目を奪われがちですが、もちろん若手も美しいですよ。

碓井将大くんの細マッチョぶりは、さすがの若さで率直に言って浦井くん以上。

碓井くんはいつもとても安定していて、熱演凄かったです。

 

それから、今回は日韓合作と言うことで、両国の言葉が使われています。

でも韓国人も日本語を喋るし、日本人もハングル話しています。

フランス語、英語、もしかしたらもっと他にも出てくる。

言葉の意味も大事だけど、「音」としてすんなり聴くことができるのが不思議ですね。

新鮮です。

 

今、原作を取り寄せて読んでいるところです。

そんな時間がかかる内容じゃないですが、しっかり読み込みたいので。

今のところ、思った以上に原作に忠実なんだな、とか、少女漫画か!というようなロマンチックなシーンに驚いたりしています。

多分、原作を先に読んだら、もっとイメージ違ったと思います。

舞台と並行して読んで、よりわかりやすくなっている気がしますね。

 

とりとめもなく思い出したことを書きました。

最後に、アンサンブルもこなす日本人俳優さんたちも凄いよ!と言っておきたいと思います。

一人一人が存在感があるので、この舞台の賑やかさ、強さ、高い芸術性が際立つのだと思います。

兵庫公演、楽しみですね。

キャスト、スタッフの皆様は、どうぞお体に気をつけて。

わたしも仕事に戻ります(^_^;

 

 

 

 

12/23「ペール・ギュント」前楽 マチソワ

そしてペールです。

 

ボーダーラインを泣く泣くカットしたおかげで、余裕の劇場入り。

遅刻したくなかったのは、3階席の足下の不安定そうな(椅子が高くて床に足がつかないので、足置きがついているタイプ)シートだったので、万が一どなたかの前を通らせて頂く…みたいなことになった場合、かなりご迷惑をかけてしまうと思ったから。

実際は、わたしの隣は空席で案じることはなかったのですが、そればかりは行ってみないとわからないことですからね。

事実、人の前を通して頂こうと思ったら、着席では無理で、一旦立ってもらわないといけないんです。

 

そんな高い席(笑)、先日の席より一段高いだけで距離感ありました。

精神病院のシーンのラストなどは、下から見た方がきれいなんだろうな。

でも、お安いですから。

 

前楽になっても3階席サイドはがらがら。

でも、サイドの方が距離が近くてお勧めですよ。

いつものように、F列から2,3列の端、1階最後方から2列くらいはぞろっと空席。

関係者席なのかなあ。

補助席も出ているんですが。

 

昼公演は、昨日感じたキャストさんのお疲れ、まだ少し感じましたね。

ほとんどの人は全く安定しているのですが、ここぞという見せ所がある人はそれだけ消耗するのだろうし、疲れていると目立ちます。

そのなかで、昼夜と抜群の安定感を見せる辻田暁さん。

もはやこの舞台のアイドルと言って良いのでは。

ボタン作り登場!のシーンは、客席も心なしか「待ってました!」感が(^^)

 

しかし、夜公演ではかなり持ち直していました。

持ち直そうと、ちょっと無理をしている感じの人もいましたが…

特に、イングリは今までに見た中で一番良かったですね。

勇気が必要な役だと思うんです。

毎回素晴らしい女優魂を見せて頂いています。

 

夜公演は良い席で、飛び出していくペールを見守ったり(^^)

著名な方がたくさん来られているようで、全然見分けられず無念。

いよいよ今日が東京千穐楽。

期待しています。

 

 

12/23「ボーダーライン」

昨日は「ペール・ギュント」、わたし的に初のマチソワでした。

良質の舞台なのですが、2回続けて見るのは体力的にどうか…とためらいがあって、少なめになってます(^_^;

休憩挟んで3時間と、時間的にも腰に来ますしね~。

 

そして、そんなハードな日に限って、その前に新宿シネマートで「ボーダーライン」鑑賞を入れてしまったわたし。

どこかで行こうと思っていたので、藤田玲くんのFCから「イベント付き。良い席お取りします!」とメールが来て、つい申し込んでしまいました。

 

確かに最前列ほぼど真ん中をとって頂き、本当に最後までいたかったのですが、微妙に「ペール・ギュント」の開演時間に間に合わないので、イベント部分は泣く泣くカット。

映画だけ見て移動しました。

玲くんに会いたかった…(T_T)

 

「ボーダーライン」というのは、玲くんがフロントメンバーのバンドDUSTZ初期の良作。

わたしも好きなロックチューンです。

偶然なのか、同じタイトルの映画で主演することになり、映画バージョンの歌詞にリライトして、新たな「ボーダーライン」が主題歌になっているようですね。

新年に出るシングル、楽しみにしてます(^^)

 

映画は、確かにちょっとBLっぽいかも…

わたしには不要の要素なので、そこは見ない振りです。

古き良き少年漫画みたいなストーリー。

今、爆音鳴らしてカーチェイスとか、ほんと遠いよねえ。。。

いかにもうざいレオが、時折真剣にアベルを案じるところ、良かったです。

続編を出すなら、もっとお洒落にお願いします~。

 

 

12/22「ペール・ギュント」

夜震えながら三軒茶屋へ通うのもちょっと慣れた気がする。

でも、やっぱり寒いよ~(>_<)
 
ペールもこの後は東京前楽、楽日を残すのみとなり、キャストさん達も一番疲れが堪える回かもしれません。
そのせいか、あちこちいつもと違っていました。
 
いつも全力疾走のペールが走らなかったり、他の人も、歌声にハリがない、演技が小さい、迫力がない…
緊張感の糸がふつっと切れた感じがしました。
 
ボタン作りの辻田さんなど、いつもと変わらぬ素晴らしいパフォーマンスの方も多くいて、だから舞台のレベルは保っていると思いますが、それだけにちょっとした疲れが目立ってしまうのかも。
 
決して手を抜いているわけじゃなく、全力なのもわかるから、この舞台、過酷だなあと思います。
 
特に安定感があるのが韓国人キャストの5人。
エモーショナルな緑衣の女、ボイグなどダンスにも大活躍のボムジンさん…
体力的にも大変そうなのに、毎回フレッシュですごいです。
韓国人キャストはそれぞれ役が立っていて、さすがの存在感。
 
緑衣の女・ユンさんは、緑衣の女だけでも大熱演なのですが、様々なところに全くちがうイメージでそれぞれの演技をしていて、引き出しの多い方ですね。
体がしっかりしているので、その安定感もgood。
 
キム テジンさんは「見知らぬ乗客」の怖さがピカイチ。
ソ ドンオさんは巨体キャラですが、どことなく愛嬌が有り、その一方で、体が醸し出す威厳を存分に使ったシーンも。
こちらも、わたし的には緑衣の女との壮絶な母子シーンが印象的です。
 
もう一人の女優さん、イ ファジョンさんは、妖艶極まるアニトラが見所。
他の役の時は、むしろさっぱりした大柄美人という感じなので、アニトラの大胆演技には度肝を抜かれました。
まさに肉食女子。
 
これを書いているのは、既に土曜日の前楽を見た後なので、また重ね合わせて思うところもありますが、それは次の記事へ。
東京千穐楽。
無事に迎えて下さいね~(^^)
 

12/21「ペール・ギュント」+FCトークイベント

昨日はFCのお友達とランチしてから、「ペール・ギュント」昼公演へ。

 

久しぶりのそじ坊、お蕎麦ランチ美味しかった~♪

 

 

わたしは今回初の3階席。

2階席もすっ飛ばして、多少高所恐怖症なので、不安でしたが(^_^;

サイド席だったので、ステージからの距離も近いし、ペールが寝っ転がるシーンは前方席はお手上げなんだけど(もちろん最前列は別)、上からは完璧に見えて良かったです。

ただ、どうしても手すりが視界に入ってきますね。

これはA席だから、仕方ない。

予算を抑えて通いたい人にとっては、お勧めの良席かと思います。

 

21日はFCイベントの告知があって、一瞬品薄になったんですよね。

わたしもFC先行で外れて、一般チケットガイドで残っていたA席を入手。

でも、A席も空席ありましたし、なんなら1階の後ろから2列くらいはごそっと空席でした。

どういうことー?

補助席も出ていたし、空席を目前に観劇する補助席の方が可哀想…

 

上から見たので、いつもは見えない後方もよく見えました。

わたしは行けなかったけど、ライブビューイングをご覧になった方の感想も伝え聞くことが出来て、素晴らしかったそうですね。

この作品の性格上、あまりそぐわないのはわかりますが、やはりDVD化してくれたら嬉しいなあ。

 

 

終演後は一度劇場を出て、イベントへ。

2階席にも少し溢れるほどの盛況でした。

漏れ聞くところに寄ると、今回は最前列とその後ろは12月生まれ、つまりお誕生月の会員さんが座られたようですね。

いつもはそうではないようなので、今回は粋な計らい(^^)

 

今回は、「見る方の自由なイメージを壊したくない」というヤンさんの意向で、レジュメのようなものはなし。

純粋にトークショーでシンプルでしたが、浦井くんはこの後打ち上げと、もう一個お仕事が控えていたと言うことで、お忙しい(^_^;

それにしても、ゲストのトロール王・石橋徹郎さんには度肝を抜かれました。

派手…

派手すぎる…!

 

トロール王も、素で出来ていらっしゃるのでは。。。

 

さすがに役者さんは、お仕事の役では地味なおじさんでも、私服は凄く派手でお洒落な方をよくお見かけしますが、やはり非凡さがあふれ出てしまうんですね。

あんな人が歩いていたら、ガン見しちゃうなあ…

見たい。

そして、文学座、底知れません。