10/14 グラナダ | Natsuko Navi 別館 漫画家/運命鑑定 

10/14 グラナダ

風邪っぴきで到着したグラナダ。
それでも2泊、楽しんできました。

まずはセビージャから初のバス移動。
元々鉄道移動のつもりでしたが、どうしてもウェブから予約できない!
グラナダの宿だけエクスペディアを通さず個人で予約したパティオグラナダというペンションだったため、オーナーのミエコさんに伺って、現在鉄道が工事中のためらしいと発覚。
勧められたALSAバスを、これまたウェブで予約。
そこからの旅程は、セビージャの記事の通り。

これから行かれる方のためにもうちょっと詳しく書くと、セビージャはバスターミナルが2つある、ということで、心配だったので、インフォメーションのお姉さんにプリントアウトしたチケットを掲げ、確認。
お姉さんはちらっとそれを見て、「28か29ゲートから出る」と教えてくれました。
しかし、こう聞くまでゲートの案内はどこにもなかったんですよ!(笑)
電光掲示板にも0時のバスとか(今は8時ですけど・・・)、明後日のラインナップが(^^;
スペイン人は、とにかく書かれてあることは信用しない、自分で確かめるらしいですよ。

鉄道のように荷物検査はありません。
ゲートに降りると、言われたところに「スープラエコノミー」と大書きされた車体のバスが止まっており、30分くらい前になるとフロントに「セビージャ グラナダ」と電光掲示してくれるので、わかりやすいです。
一人旅の場合、スーツケースを抱えて移動していると、鉄道はトイレなどで席を離れたいとき困ります。
バスなら車体のトランク置き場に預けっぱなし、楽かもしれません。

スーツケースは半券を出してくれますが、降車時、特に確認はしませんでした(^^;
バスに乗り込むとき、車掌さんがチケットを丹念にチェック、フロントにおいてある水のボトルとイヤホンを持って行くよう促されます。

シートは映画などが見られるらしいモニター付き。
私には関係ありません。
今回は最前列、日本人のご夫婦も2組いました。
最前列は見晴らしはよいのですが、万が一衝突事故とか起きたら生きて帰れないな、と怖くもありました。


セビージャにはほとんど1時間近く早く着きました。
ぶっ飛ばしたんですね(^^;
バスターミナルはたいしたものもなく、そのままタクシーに乗って、ミエコさんに指示された住所を示して行ってもらいます。

今回、タクシー移動の場合、あらかじめ行き先をメモにして、「ここへお願いします」と渡すようにしていました。
それがただの住所番地でも、運転手さんはちらっと見てメモを返し、ちゃんとそこへ連れて行ってくれました。

宿は前に書いたとおり宿泊者がチェックアウト日を勘違いしており、まだ退出していませんでした。
フラメンコのイベントで来たギタリストさんで、ついでに紹介してもらい、ヨーロッパ式の頬をあわせて空キスをする挨拶をしてきました(笑)


チェックアウトまでに、ミエコさんがランチに連れて行って下さり、
アラブ風のお店で、パエージャ(パエリヤ)定食を頂きました。

この宿では、とにかく私が風邪を引いたままやってきたので、本当にあれこれ気遣っていただいてありがたかったです。
日本語が通じるってすばらしい(TT)


グラナダでも盛りだくさんの予定を入れていましたが、とにかく見知らぬところをうろつく元気がなかったので、すごく貴重なチケットを取っていただいていたのですが、アルハンブラ見学をあきらめ、部屋で休みました。
ここまで、ほとんどゆっくり休む時間がなかったんですよね。
泥のように眠る(笑)

少し元気を取り戻し、夜はまずバル巡りツアーへ。
再びミエコさんとすぐ近所の繁華街へ。
この宿、そぞろ歩きにとてもよいロケーションです。

先に、今回唯一行きたいなーと思っていたフレグランスショップへ。
WEBで紹介されていて、香りもの好きの私としては、千載一遇のチャンス。
ここもPATIOという名前なんです。


お店の店員さんは若くてフレンドリー。
見ていると、顔をのぞき込んで笑顔で「Ola」と声をかけてくれます。
私は無念にも鼻がだめになっており、ミエコさんと「良さそうですよね?」と相談しつつ勘で(笑)2個、トワレを購入。
レジで7ユーロくらいの値が付いている商品を示され、どれでもくれると言っているっぽいので、ローズと書いてあるものをもらってきました。
後で翻訳アプリで調べたら、ボディベビーオイルでした。
嬉しい。


グラナダのバルは、ドリンクを一つ頼むとタパ(おつまみ)が一皿ついてくるので有名です。
後でお値段聞いたら、ビールで2ユーロくらいなんですよ!
バルを目指して観光客がグラナダへ押し寄せる訳です。

私が頂いたのは肉っぽいものが多かったですね。
だいたい、ちいさなパンの一切れがついている感じ。
次の予定が迫っていたので、バルはその一件で切り上げ、いったん宿へ。

次は洞窟フラメンコ。
ミエコさんに送迎バス乗り場まで送っていただき、そこからは一人。
知らなかったのですが、これ、サクロモンテ地区の観光つきフラメンコショーツアーで、乗っているアジア人は私だけ。
しかも、ツアーの方が圧倒的に長く、スペイン語はもちろん、英語もほぼ聞き取れない私にはちんぷんかんぷんとしか・・・(^^;

なんとかショーの建物へたどり着き、細長い洞窟にいすを並べた独特のステージへ。
踊り手さんは意外に若く、ベテランさんでも40~50歳くらい。
私はメガネもカメラも忘れちゃって(でも真ん前を踊り流してくれるのでメガネは必要なし)。
なんかすごく濃いものを想像して行ったけど、ひたすらわかりやすいところを演じてくれている感じかな?と思いました。
最後に誘われて、ちょっと一緒に踊りました。
というか、せっかくフラメンコを習っているとは思えないくらいつたなくて、己のアドリブ能力の低さを思い知りました。

帰宅の時に、ちょっとあわてましたね。
バスをおろされたところで、「ここはどこ?」状態になって(笑)
でも、記憶していたとおりに歩けば、ちゃんとたどり着きました。
私、方向音痴には自信があるのですが、セビージャの宿とかすごい路地のただ中にあって、戻ってこられないと大変なので、本当になけなしの神経を研ぎ澄まして歩きました。
本当に、ここまで迷子とかならなくてよかったです。

部屋に戻ったらとっくに午前様。
明日は寝坊してもいいんだ~と、とにかく寝付いたグラナダ初日でした。