大切な人
涙雨です。
今日、漫画家の文世空也さん、小学館では綾瀬りうさんの告別式へ行って参りました。
4月4日、旅立たれました。
私にとっては本名のOさん。
連載でしっちゃかめっちゃかな頃、デビュー前後のとても力強いアシスタントの皆さんに恵まれ、支えて頂き、楽しくも充実した日々を送らせて頂きました。
Oさんもそのうちのお一人でした。
本当に絵が上手で、漫画が大好きで、いつも人のことを気遣っていて。
ほんわかと優しい人柄のOさん。
でもとても芯が強くて、頼りになって、万全の信頼を寄せることのできる人。
Oさんを嫌いな人などいませんでした。
最後にお会いしたのも、皆でごはんを食べに行った帰り、フラメンコを見たいという私に付き合って、当時の新宿エル・フラメンコに行ってくれました。
慣れない人にはよくわからなくて当然のフラメンコなのに、すごいすごいと喜んでくれて…
また一緒に行きたいなあ、私の発表会にも見に来て欲しいと思っていたのに、あまりに突然のお別れ。
まだ呆然としています。
告別式のロビーには、Oさんのお母様の心のこもったメッセージと共に、Oさんのイラスト、作品が展示されていました。
皆、作品を手にとって涙を流しながら、改めてOさんの天使のような優しさと、ご家族の深い愛情に思いを馳せました。
ご家族の皆様、このような温かいお別れの場に呼んで頂き、ありがとうございました。
文世空也さん、綾瀬かおりさん、綾瀬りうさん
いずれかのお名前で、今も作品は皆様に読んで頂くことが出来ます。
Oさんのファンの皆様には、是非お手にとって、また電子配信などで繰り返し彼女が人生をかけて描き上げてきた作品をお読み頂き、愛して頂ければと思います。
Oさん、いつかまた必ず会いましょうね。
心からご冥福をお祈りいたします。