草津旅行&8/22「王家の紋章」夜公演 | Natsuko Navi 別館 漫画家/運命鑑定 

草津旅行&8/22「王家の紋章」夜公演

日曜日から、高校時代の友人4名で、草津への一泊旅行でした。
わたしは東京→草津のワンウェイでしたが、他の友人達は高知から、岡山からと遠路はるばるお疲れ様でした。
しかも台風とぶつかるという(笑)

しかし、滞在の主な時間はほとんど雨に降られず、晴れ女揃いの強運を享受した感じ。
高知女は楽観的というか(笑)

バスで草津へ。
ターミナル周辺を散策して旅館からお迎えを待ち、「賽の河原を見たい」というわたしのリクエストで、頑張って歩いて向かってみました。
川原自体に下りられたのでしょうか。
私たちは夕刻だったこともあり、賽の河原公園をちょこっと歩いて、もうもうと立ち上る湯気に驚いたりしつつ、現場までは行かなかったです。
でも四国とも違う山の雰囲気、楽しみました。

友人にお任せで選んでもらった旅館はお料理がとても美味しく、泊まり客も9組までと言うこだわりのステキなお宿。
旅館のお料理ですっかり口が肥えてしまった友人は、翌日の東京でお茶しても、今ひとつ感銘を受けなかったようです。
高知もいろいろ美味しいところなので、そこで暮らしている人をうならせたというのは凄いのでは。

もちろんさすがの草津のお湯で、温泉も良かったですね。
ぴりっと温度高めで。
夜、朝堪能させて頂きました。
心なしか、お肌もなめらかになったような。

ただ、私たちも結構お宿の方を驚かせたかもしれません。
酒豪が当たり前の高知で鍛え上げた友人約一名が次々お酒を注文し、スタッフさんが慌てるとか喜ぶとか(笑)
その後も一人カップ酒をあおっていたとは、わたしも驚きましたけど(^_^;

翌日はさすがに台風直撃でどこへも行けず、おとなしく帰京。
お土産は余り買えませんでしたが、旅館のお茶請けに出た温泉まんじゅうのできたてをお願いしておいて、持ち帰りました。
甥っ子にも「うん、柔らかい」と好評でした。

↑美味しい松むら饅頭と、自分へのお土産(笑)花いんげん豆の甘納豆。

さて、東京に帰り着いて、これからスカイツリーと金魚のアクアリウムを見に行く、という元気な高知組には負けますが(笑)わたしも当日は夕方から「王家の紋章」」でした。
小さいキャリーに荷物をまとめていたものの、やはり預かってくれるかは前もってチェックはしてありました。
しかし心配する必要もなく、雨に濡れたキャリーをぬぐっていると、劇場のスタッフさんが声をかけてくださって、スムースに預かってくださいました。

確かに劇場へたどり着くまで傘が裏返るかという強風をついてきたので、こころなしか常よりサービスの良い帝劇のスタッフさんも、更に行き届いて気遣ってくださる感じ。

王家はこれで4回目かな?
宮野真守くん、聴くたびに歌が良くなっている感じです。
歌が良くなってくると目立つのが立ち居振る舞い。
現代っ子らしい、猫背で首が前に出ている姿勢がたびたび出てきてしまい、カジュアルファッションなら良くても、コスチュームものでは残念な感じ。

他の人は、宮澤佐江ちゃんもしっかり胸を高く堂々と立っているので、一人姿勢の悪さが目立ちます。
背が高いのでカッコ良くは見えるのですが…
ここは舞台でたくさん立っている人の勝ちですね(^_^;
しかし、イズミルのぞろっとした白い衣装、あれをしっかりさばき、ポーズも決まっているのはさすがです。
動いたときに、ちょっと姿勢の悪さの癖が出ちゃうんですよね…


佐江ちゃんは、他の人が調子を上げて行くにつれ、声が通らないところ、歌唱力の問題が、目立ってしまって気の毒な感じですね。
やはりストレートプレイじゃないので。
歌で感動できない、というのは厳しい。
若さを前面に出して熱演しているので、とにかく全力で最後まで頑張るしかありません。

今回は、いつも素晴らしい濱田めぐみさんの歌声が更に素晴らしく…
最初の呪いの歌では、余りの迫力に鳥肌が立ちっぱなしでした。
こういう高いレベルの人でも、更に上げていくことができるんですね。
ミュージカルを観る喜びを堪能させてくれる、本当に素晴らしい女優さんです。


そして、今回も浦井メンフィス、輝いていました。
単独主演で歌い続けて、全く調子が落ちないのは素晴らしいです。
気合いが入っているんでしょうね。

やっぱり高音は危ういなあ…と思わないでもないですが、堂々とチャレンジしている姿は頼もしいです。
今回は前より少し後ろの席でしたが、とにかく前の席の男性が頭一つ高くて見づらくて。
座高の高い人は、ちょっと沈み気味に座るのがマナーだと思う。。。

その分割り切ってしっかりメンフィスの表情を追うぞ!と、オペラグラスをかつてなく使ってウオッチに励みました(笑)
いやー、改めて、主演というのは現れただけでピンスポットが当たるんですね。
存在の大きさを感じる。

他の人のシーンでも、メンフィスが別のところで何か演技しているシーンはたくさんあって、そういうところも追ってみました。
当たり前だけど、どこにいてもメンフィスはファラオ。
そういうのを観るのも楽しい(^^)

わたし的に、一番の凝視ポイントは、メンフィスがサソリに刺され、ミヌーエの腕の中で悶絶するところ。

痛みに声を上げたり、意識が遠のいたり、負けまいと自分を奮い立たせようとしたり、そういう一連の時間をセリフなしに表情だけで演技しています。
その迫真のメンフィスの様子を見ているだけで、息をのんでしまう。
メンフィス、浦井くんのファンの方は絶対に見逃せないシーンです。


昨日は台風だったせいでしょう。
これまで一度もカーテンコールで誰かが話すのを聞いたことはなかったのですが(初日とか挨拶した回はあると思いますが)、二回目のカーテンコールで浦井くんからご挨拶がありました。

「今日はこんな天気なのに、満席!完売で、お越し頂いてありがとうございます。一人一人力を頂いています。お芝居は家に帰り着くまでがお芝居なので、どうか安全に怪我なくお帰りください」

というような事を咬み気味に言ってくれて、すかさず真守くんあたりに突っ込まれていました(笑)

「わたしの方が滑っていますが…」

と焦っていましたが、嬉しかったですね。

そういえば、8日に行ったときは違ったと思いますが、15日以降の公演では、一回目のカーテンコールで浦井くんと真守くんがハイタッチして抱き合う、というのが恒例になってきましたね。
引っ込むときも、だんだん真守くんの引っ込みが遅くなり、王と王妃と一緒に最後の一礼をする感じになっていったような。
最初の方は「早く引っ込めよ」みたいな仕草を浦井くんがしていたんですが(笑)
平方くんの回はどうしているんでしょうね。

カーテンコールは、わたしが行った頃には既に3回しっかりあって、最後はスタンディングオベーション。
昨日はスタンディングの時、真守くんがちょっとびっくり、という顔をしていましたが、客の立つのが早かったせいだと思います。
でも、それだけ舞台が良くなってきていて、観客の満足度、期待度が大きくなっていると言うことだと思いますね。

そういえば、客席で相葉裕樹くんを見ました。
前はアイドル然としていたのに、すっきりして大人になったなあ。
最近は舞台でよく名前を見ますが、そっちへ舵を切ったんでしょうか。


旅行帰り、大荷物の帰宅となりましたが、わたしも舞台にパワーをもらって、楽しい気分で帰り着きました。
旅行でいろいろ滞っていて、連絡を待ってくださっている皆さん、申し訳ありません。
これからねじを巻いて参ります。
まあ、8月はまだまだ観劇予定、残っているんですけどね(^_^;