建築家長沼幸充ブログ -98ページ目

KAIT工房を見学

仕事で近くに来た時に、神奈川工科大学の新しい校舎である、
「KAIT工房」を見学してきました。
設計は、建築家の石上純也氏です。

建築家長沼幸充ブログ-外観01

建築家長沼幸充ブログ-外観02

遠くからでもガラスの箱は存在感があります。
周囲の風景を巧みに映り込ませ、様々な表情を見せます。
また遠くからでも屋根が薄いことが分かります。

建築家長沼幸充ブログ-内観

内部には細い鋼製の柱が乱立しています。
一般的な鉄骨造では、H型鋼の柱などを使用しますが、
ここでは平らな板状の鉄(フラットバー)が立ち並んでいます。
少し押してみると、簡単にたわんだりして、ちょっと不安。

細い構造材で全体を構成する手法は、いくつか実例が他にもありますが、
この建物は柱がグリッドに乗っていないので、より自由度が高く、
開放的な空間になっています。
とても開放的で、工房に相応しい雰囲気でした。

リフト設置

今回の現場には、荷物を現場上階へ運ぶためのリフトがあります。
大型クレーンよりも扱いが容易なので、便利です。

建築家長沼幸充ブログ-リフト

ドーナツを付ける

コンクリートを打設する際に、鉄筋を保護するためのコンクリート
厚さが決まっています。
どれだけ鉄筋がコンクリートによってかぶっているかを示す「かぶり厚」。
これを規定通りに確保するための道具が、スペーサーです。

建築家長沼幸充ブログ-ドーナツ

形が丸くて似ているので、通称ドーナツ。
これを鉄筋にはめて、コンパネで作られた型枠との距離を確保します。

工事現場でコンクリートが打設する前の現場を見てみて下さい。
きっとドーナツが所々に付けられているはずです。