建築家長沼幸充ブログ -53ページ目

不透明な時代を見抜く「統計思考力」を読む

最近、事務所では勉強会を開いている。
面白そうな、話題になっている本を題材に、ブレストを行う。
今回読んだ本は、「不透明な時代を見抜く統計思考力」。

不透明な時代を見抜く「統計思考力」/神永 正博

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本書では、最近のテーマである格差社会や環境問題について、
世間一般に言われている印象と、データに基づいた事実との比較を行う。
統計データなどを見ていくと、自分の漠然と持っていた印象と、
事実が異なることが多い。

今回改めて思ったことは、「一次データに当たることの大切さ」。
つまりある情報を得たときに、この情報が誰かの解釈によるものなのか、
データなどを元にした一次データなのかを見分けることである。


今回はこのテーマを元に、いろいろな統計データを、自分たちなりに
分析してみることにした。
そこでもやはり、自分の印象とは少し異なった側面を見ることが出来た。

このように1冊の本から、1つのテーマを得られれば、勉強会としては
成功であるように思う。
さて、来月分の課題本を探さないと。

赤澤麻衣さん

いつもいろいろなお土産を頂くクライアントのFさんから、また沢山頂いた。
いつもありがとうございます。

送られてきたもののなかで、珍しいものが。
知り合いの歌手の方(赤澤麻衣さん)のCDです。
聞いてみると、特徴のある声でとても良い感じ。
今日はこの音楽を聴きながら作業してます。

建築家長沼幸充ブログ-赤澤麻衣

ルドルフ・シンドラー回帰

年度末ということもあり、忙しい日々。
ついブログ更新も怠ってしまう。

最近改めて「住宅」について考える機会があった。
住まいとは何か、また自分の設計する住宅の価値とは。
こんな時には、原点に帰るようにしている。

学生時代から多くの建築本を読んできたが、
やはり修士論文の題材にもしたルドルフ・シンドラーという
建築家が、自分の原点の1つだと思う。

ルドルフ・シンドラー

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ルドルフ・シンドラーは、1920年代から1940年代までロサンゼルスで活躍した
オーストリア人建築家である。(詳しくはウィキペディアにて)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BC

シンドラーは時代の流れには乗らずに、住まいの中で生活をする人間から考えた。
人間にとっての住まいとは何か、という本質から建築を捉えようとしていたと思う。

物事を本質から捉えることは、大切な姿勢である。
しかしそこに集中するあまり、時代の流れから遠ざかってしまう危険性もある。
まさにシンドラーはこのパターンで、生前はまったく建築界から評価されなかった。

しかし時代がいくら移り変わっても、本質から考えられたものの力は衰えない。
シンドラーの自邸など、現在でも価値が保たれていると感じる。
自分の目指すべき方向が、ほんの少しだけ見えたような気がした。