ルドルフ・シンドラー回帰 | 建築家長沼幸充ブログ

ルドルフ・シンドラー回帰

年度末ということもあり、忙しい日々。
ついブログ更新も怠ってしまう。

最近改めて「住宅」について考える機会があった。
住まいとは何か、また自分の設計する住宅の価値とは。
こんな時には、原点に帰るようにしている。

学生時代から多くの建築本を読んできたが、
やはり修士論文の題材にもしたルドルフ・シンドラーという
建築家が、自分の原点の1つだと思う。

ルドルフ・シンドラー

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ルドルフ・シンドラーは、1920年代から1940年代までロサンゼルスで活躍した
オーストリア人建築家である。(詳しくはウィキペディアにて)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BC

シンドラーは時代の流れには乗らずに、住まいの中で生活をする人間から考えた。
人間にとっての住まいとは何か、という本質から建築を捉えようとしていたと思う。

物事を本質から捉えることは、大切な姿勢である。
しかしそこに集中するあまり、時代の流れから遠ざかってしまう危険性もある。
まさにシンドラーはこのパターンで、生前はまったく建築界から評価されなかった。

しかし時代がいくら移り変わっても、本質から考えられたものの力は衰えない。
シンドラーの自邸など、現在でも価値が保たれていると感じる。
自分の目指すべき方向が、ほんの少しだけ見えたような気がした。