建築家長沼幸充ブログ -189ページ目

予算調整をする

工事見積もりを工務店より取ってから、大切な仕事があります。

工事費調整のための削減案作成です。


通常では予算が潤沢にあるプロジェクトは、あまりありません。

当然ほしい設備や仕様と、予算の差を埋め合わせることが必要になります。


となると、予算を増やすことが難しければ、希望しているいくつかは断念することに。

どこを断念してどこを残すかという、バランスを考えた調整が大切になってきます。


単純に中止するだけでなく、似たような仕様で安いものに変更していくことで、

バランスを取ることも。


この予算調整段階が、設計時の山場と言ってもいいかもしれません。



継続する

今日のNHK「プロフェッショナル」は、靴職人の山口千尋氏。

イギリスでオーダーメイドの靴づくりを勉強し、日本で実践している方。

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070904/index.html


今日のテーマは「継続は力なり」ということだったと思います。

これまでいろいろな方がプロフェッショナルに出演していますが、

似たようなことを言う人が多いです。


やはり続けていくことの大変さと大切さというのは、

どんな場面にも共通する普遍的な考えなのだと改めて感じました。


デザイナーの吉岡徳仁氏も同じようなことを言っていたと思います。



世界遺産の推薦に見る価値

今日の新聞に、フランス人建築家ル・コルビュジェが設計した国立西洋美術館が

世界遺産に推薦されるという記事がありました。

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20070903i107.htm


完成したのが1959年ですから、48年経っています。


世界遺産と聞くと、遺跡とか昔の寺、集落など、

100年以上昔のものというイメージがありますが、

国立西洋美術館もそれに匹敵する価値があると認められたのかもしれません。


日本では建物とは建て替えるもの、更新していくものというイメージがあります。

その代表格が伊勢神宮です。


古くなると価値が下がるような印象が強いためか、例えば中古住宅などは

新築当初よりもだいぶ値段が下がってしまうことも多いです。


しかし世界遺産などを見れば分かるように、古くなったものにしかない価値もあります。

古くても価値のあるものが認められる文化が、日本にも広まっていると感じます。