プロポーザルの役割
最近ずっと作業をしていたプロポーザルのプレゼンが完成。
作業開始から1ヶ月半くらいで完成させるスケジュールは、なかなか忙しかったです。
プロポーザル/コンペティションとは、日本語では「設計競技」と言われています。
文字通り、「設計案を比べて最優秀案を採用する」というもの。
実施設計と違い、簡単な図面や模型しか作らないので、
すぐに出来てしまうと思われがちですが、異なります。
建築家のスタンスにもよりますが、私たちの場合は
「こういう街になったらいいのではないか」
「そのためにはこういう建物が合っています」
という、ビジョンやコンセプトを最も大切に考えています。
そのため、方向性を生み出すことが最も大変な作業です。
プロポーザルでは方向性の提案が求められていますので、
自分たちにとって最も力の入れるところを、1ヶ月などで作り上げるのは、
かなり急ぎのスケジュールになるのです。
こんな大変なプロポーザルですが、参加するメリットはたくさんあります。
もちろん採用されればプロジェクトに参加出来るということもありますが、
普段実施設計ではまだ試せないような考え方やデザインなどを、
仮想プロジェクトを通して、提案することが出来ることが最も大きなメリットです。
私たちも毎回プロポーザルへの提案を通して、少しずつ考え方やデザイン、
そして計画の分析方法をアップデートしています。
ここで得られた方法は、また実施設計へ還元されていき、
少しずつ自分たちの考え方を前進させています。
プロポーザルはとても労力の入る仕事ですが、この循環を継続していくため、
とても必要な作業であると考えています。


