建築家長沼幸充ブログ -134ページ目

グレン・マーカット展に行きました

先日、以前から気になっていたグレン・マーカット展に行きました。


乃木坂駅にあるTOTOが主宰するギャラリー間で行われています。






グレン・マーカットは、オーストラリアの建築家で、あまり日本では


取り上げられていないような気がします。


私も知ってはいましたが、代表作といって思い浮かぶものが


ありませんでした(勉強不足です)。




グレン・マーカットが海外でも有名になったのは、2002年に


建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞してからだと思います。




グレン・マーカット展





展示会は、グレン・マーカットの作品の多くを占める住宅が、


数多くプレゼンテーションされていました。


そこにある図面はすべて手書きで、思考過程を示すスケッチなどが


展示されています。




特に面白いと感じたことは、郊外で住宅を多く作っているマーカットに


都市に建築を作らずに現代の問題から逃げているという批判があることと、


その批判に対して、郊外で普通のことをより良く完成させたいという


趣旨の言葉を言っていた点でした。




プリツカー賞を取ったくらいの建築家ですから、


カリスマ性とか芸術家のような振る舞いをするのかと思っていたら、


普通のことをやりたいと。


これは非常に自分の中に響きました。




もっとも普通のことをより良く完成させることほど、難しいことはないと思います。


グレン・マーカットの作品集を購入し、勉強してみます。




グレン・マーカットの建築―GLENN MURCUTT/マリアム・グーシェ



¥4,200

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建築基準法改正による新設資格

最近は、とあるプロジェクトの大詰め。

本当に毎日が勝負、という一週間でした。

それも明日で一段落する予定です。



今日来た営業の方から頂いた業界新聞?を読んでいると、

建築士制度の改正について書かれていました。


簡単に言えば、構造を専門とする構造設計一級建築士と、

設備を専門とする設備設計一級建築士が、新設されるとのこと。


詳しくは分かりませんが、一定規模以上の建物を設計する場合は、

構造設計一級建築士が構造設計をしなさい、ということなのだと思います。



これまで、構造設計と設備設計には、資格はあまり関係がありませんでした。

もちろんみなさん一級建築士と同等の知識は持っていますが、

最終的に建築確認申請などを出す立場にあるのは、

意匠設計をしている建築士事務所であり、その事務所が資格を持っていれば、

その他は資格の有無を問われることはなかったのです。

(助言という項目はありますが)


それが、今回の改正で正式な資格が創設されると、

今後は構造や設備にも、有資格者が必要になってくると思われます。


例えば豊富な知識を持つベテラン構造設計士で一級を持っていない方などは、

どのような扱いになるのか、気になるところです。

これから試験勉強をして取りなさい、ということなのでしょうか。


耐震偽造問題に端を発する建築基準法改正は、正論ではありますが、

現実との乖離がところどころ見られるような気がします。

ガラス面に手書きスケッチ

今日も、外出して打ち合わせ。

最近出かけばかりで、落ち着いて事務所で仕事が出来ていません。


打ち合わせの帰りに、神保町を通ったので、

建築書専門書店の南洋堂に寄りました。


エントランスにあるガラス面には、手書きと思われるスケッチが。

店内で説明を読んでみると、スイス人建築家のペーター・メルクリ氏が

来店し手書きしたものと分かりました。

すぐ近くの国立近代美術館で展覧会をしていますから、

そのタイミングで来店したのでしょう。

http://www.momat.go.jp/Honkan/Maerkli_Aoki/index.html


なかなか独特なスケッチです。



南洋堂書店