小さい頃からいろんな音楽に触れてきた

 

家で流れる音楽はレゲエとか、そんなんで

 

小学生、中学生と同級生との音楽の好みが合わなくて

 

レゲエを聞くことが好きだったりするこの気持ちを隠していた。

 

今でも、レゲエが好きだというのが少し恥ずかしい。

(ミーハーだからということもある)

 

 

 

小学校高学年の時、放送委員だった。

 

ラジオの収録部屋みたいなのが小学校にはあった。

 

そこの部屋を窓ガラス越しに、音響をいじる 

 

みたいなことに憧れがあったから、ごっこのつもりで入ったのだ。

 

しかも、担当の日は給食を持って放送室で食べる。かっこいい。

 

 

仕事内容は

小学生だし、CDをかけたり、やることは音量を上げ下げするだけ。

 

 

 

ただ、一つだけ特権がある。

 

 

好きなCDを持ってきて流して良いのだ。

 

 

 

私の世代だともしかしたら、馴染みがあるのかもしれない

 

今もあるのだろうか?

 

 

NHKの0655という番組。

 

朝の6時55分から7時までの5分間だけ、シャキーンが始まるまでのつなぎの番組(のはず)

 

あの番組がいつも家で流れた

 

 

「ぜっろろっくごーごー!」

 

と元気よく始まり、「あさがきた!」という曲が流れる。

 

 

(今調べたら、ウルフルズだと思っていたが、真心ブラザーズという方達が歌っていた。)

 

 

この曲は、ボブマーリーの 

 

Soul Captives のカバーである。

 

家にはこのボブマーリーの曲が収録されたアルバムがあった。

 

 

 

みんなに聞いて欲しくて、この曲を小学校の放送室から流した。

 

 

CDの掛け方があまりわからなかった私は、友達に3曲目を流して欲しいと言い出せず、

 

Soul Shakedown Party が流れてしまった。

 

 

小学生は思わず動揺する

 

聞いたことのない曲が大音量で流れるのだから。

 

 

あの頃はきゃりーぱみゅぱみゅとか、いきものがかりが主流だったのに。

 

 

誰がかけてんだよ!笑

 

みたいな、ことばが飛び交う。

 

 

 

あれから、みんなの前でレゲエが聞けなくなってしまった。

 

 

 

ただ唯一、堂々とレゲエを楽しめる時間がある。

 

 

 

 

それは、両親の営むスープカレー屋である。

 

 

 

食べに行くと必ずレゲエが流れている。

 

いつも聴けないでいる、

歪みの効いたレゲエを大音量で、思う存分スープカレーを頬張る。

 

 

 

 

親にも恥ずかしくて言えないが私にとって、

 

レゲエは、私のソウルミュージックだったりするのだ。

 

 

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レゲエが好きな人って、みんなココナッツの匂いがしたり、

 

男の人も女の人もドレッドだったり、

 

全てのレゲエ好きは、チチカカでアクセサリーを買っているんじゃ?

 

と思うような人が多い。

 

 

 

私自身、個性が飛び出てるような人間じゃないから、近づけない。

 

ましてや、近づける機会すらない。

 

 

 

 

ただ、純粋にレゲエを楽しんでくれる男性がいたら、

 

一緒に海辺をドライブしたいところである。