2019.7.25ー7.28
南アルプス白峰三山縦走ツアー
「北岳(3192m)」~「間ノ岳(3187m)」~「農鳥岳(3026m)」、標高3000m級の白峰三山を縦走するツアーコースに挑戦してきました。(注1)
縦走日程(計画):
1日目(7月25日[木])
新宿⇒[あずさ]⇒甲府⇒[バス]⇒夜叉神(ゲート)⇒[Taxi]⇒
広河原(ゲート)
広河原(1520m)スタート- - -(樹林コース)- - -白根御池小屋(泊)
歩行距離3km 歩行時間3;00
2日目(7月26日[金])
白根御池小屋(2236m)- - -(草すべり)- - -肩の小屋- - -
歩行距離4km歩行時間5:20
「北岳」(3192m)山頂- - -北岳山荘(泊)
3日目(7月27日[土])⇒台風6号の影響で計画変更
北岳山荘(2870m)- - -「間ノ岳」(3187m)- - -「西農鳥岳」(3050m)
- - -「農鳥岳」(3026m)- - -(大門沢下降)- - -大門沢小屋(泊)
歩行距離10km歩行時間7:20
4日目(7月28日[日])⇒台風6号の影響で計画変更
大門沢小屋(1800m)- - -(広河内橋)- - -奈良田ゴール
歩行距離8km歩行時間3:30
2日目まで日程通り進みました。しかし、2日目終了時点で台風6号が紀伊半島に接近のため農鳥岳方面の縦走を諦めざるを得ませんでした。
理由は、3日目以降は山は荒天が予想されること。農鳥岳方面は情報が少なく(山小屋も下山登山者からの情報しか得られない)、大門沢下降コースの河原が増水すると横切れず、そこからまた引き返すしかほかに下山道がない為です。
3日目は間ノ岳まで登山してから引き返し下山する案(空身で往復3時間ほど)もありましたが、広河原と夜叉神のゲートが7月27日(土)午前11:00で閉鎖され、台風が去る翌週の7月30日(月)午前12:00まで閉鎖予定との情報が入りました。登山ガイドさんとツアーコンダクターさんが3日目以降の予定変更を決断し、3日目は北岳山荘からそのまま来た道を引き返し奈良田ではなく広河原に下山することになりました。
1日目(7月25日[木])
広河原(1520m)スタート- - -(樹林コース)- - -白根御池小屋(泊)
(11:45) 歩行距離3km 歩行時間3;00 (15:05)
1日目:「広河原インフォメーションセンター」スタート

広河原ゲートから見える中央左が「北岳」、雲がかかっていました。

野呂川にかかる吊り橋を渡って登山開始です。

ミヤマハナシノブ
ギンリュウソウ
ニリンソウ
順調に初日の日程消化、白根御池小屋に到着

宵の口、北岳が見えます

2日目(7月26日[金])
白根御池小屋(2236m)- - -(草すべり)- - -肩の小屋- - -
(6:00) 歩行距離4km歩行時間5:20
「北岳」(3192m)山頂- - -北岳山荘(泊)
(10:48) (12:40)
白根御池を出発
登山道はお花畑が広がります。

キバナノコマノツメ 
キンポウゲ
ハクサンチドリ 




北岳山頂が近づく、有名な北岳バッドレス岩壁もよく見える
岩場の登り、頭上には下弦の月が見守る(気づいたのは自分くらいか)


肩の小屋(標高3000m)に到着

キタダケソウ
キタダケソウ:氷河期からの生き残りとしての代表種で、世界中で北岳にしか生息していない貴重な植物。芦安村の花にもなっている。

肩の小屋から山頂へ40分、標高差190mのガレ場が続く。

山頂が見えてきた

北岳山頂到着10:48、残念ながらガスってしまった

三等三角点
山頂で昼食休憩タイム40分、山頂は比較的広いです。午後は登りと反対側の北岳山荘方面に降ります。
ハクサンイチゲ
緑色のハクサンイチゲ

途中で山頂から降ってきた道を振り返る、北岳はでかい

前方、眼下の遠方には雲の合間に北岳山荘が現れる

タカネマンテマ:ナデシコ科マンテマ属の多年草、袋の先端の数ミリの紫が花。環境庁レッドリストで絶滅危惧IA類(CR)で日本では南アルプス北岳の3000m高山帯でしか生息していない。登山ガイドさんの話では、もうこのひと株しか残っていないのではないかとの事。

キバナシャクナゲ
霧と小雨の中、12:40北岳山荘小屋(標高2902m)に到着。環境省がここで雷鳥保護活動をしているとの事。ケージの中で数組の親子が買われていましたが、職員が散歩をさせている風景は残念ながら見られず。
夕方、天候が一時回復し青空が見えました。北岳山荘前から「北岳」の勇姿がバッチリ見えました。夕焼けは見られなかった。


3日目(7月27日[土])
北岳山荘(2870m)- - -「北岳」(3192m)山頂- - -肩の小屋
(5:30) (6:42)
- - -白根御池小屋- - -広河原ゴール:広河原山荘(泊)
(11:30)
広河原でタクシーが下山予定の午前12:00まで待っていてくれることになっていたので、北岳を登り返し降り出した雨の中をほとんど休まず下山しました。広河原に時間前に到着したのですが、どういう手違いかタクシーはいません。やむなく広河原山荘に宿泊し、翌日の天気回復とゲートの開錠を待つことになりました。(ちょっと不安な一夜になりました、開錠されなければ南アルプス林道(約18km)を歩いて夜叉神ゲートまで行かなければなりません)
北岳山頂付近で「南アルプスの女王」と言われる仙丈ヶ岳(百名山3030m)を望む
北岳山頂が見えてきた

仙丈ヶ岳の後方には「北アルプス」穂高や槍が見える

北岳山荘から1時間15分ほどで山頂到着(6:45)、ここまでは雨が降りませんでした(2度目の山頂)
山頂で「ブロッケン現象」に遭遇、山登りを初めて2度目の経験、眼下に雲がある早朝でないとお目にかかれない。これが現れてくれると嬉しいですね
肩の小屋まで下山、山頂は霧の中。ここから雨が降り出す

広河原でタクシーが下山予定の午前12:00まで待っていてくれることになっていたので、降り出した雨の中をほとんど休まず下山しました。
広河原に時間前(11:30)に到着したのですが、どういう手違いかタクシーはいません。
やむなく広河原山荘に急遽宿泊し、翌日の天気回復とゲートの開錠を待つことになりました。(ちょっと不安な一夜になりました、開錠されなければ4日目は南アルプス林道(約18km)を歩いて夜叉神ゲートまで行かなければなりません)
広河原山荘

4日目(7月28日[日])
広河原山- - -荘広河原IC⇒夜叉神(ゲート)
(8:50) (9:00) (9:40)
夜叉神登山口スタート- - -夜叉神垰(1790m)- - -夜叉神ゴール
(9:50) (10:50) (12:00)
台風6号がそれほど発達せず予想より早く通過し、天候が回復しました。ゲートが7月27日(土)午前9:00に開きました。(一安心)
南アルプス林道を歩かずに済みました。計画にはありませんでしたが、温泉に入る前に夜叉神垰から白峯三山を展望しようということになり全員で登りました。峠からは雲の合間に歩く予定だった縦走路と三山が望めて「嬉しくもあり、残念でもあり」でした。
北岳の山頂付近だけ雲がかかる。600mの岸壁、北岳バッドレスが望めた(広河原ゲート付近)


夜叉神垰から雲の合間に白峰三山のピークが見えた



まとめ
★台風の影響で予定変更、間ノ岳と農鳥岳を登ることはできず代わりに北岳を2度登ることになりました。そんなこともある、天候だけは致し方ない。山では引き返すことも重要な判断ということを初めて経験しました。
★北岳は標高が高く、高山植物の花の山でした。貴重なそしてかわいい高山植物が登山道を彩り楽しませてくれました。ここでしか見られない「キタダケソウ」や絶滅危惧種「タカネマンテマ」を見られたのはラッキーでした。登山ガイドさんに感謝です。
★3日目の北岳山荘から広河原はほとんど休息なし。雨に濡れながらの6時間の山行で最後はヘロヘロでした。蒸し暑くて熱中症気味だったのかも知れません。下りのトレーニングと上手な給水を考えなければならないな。
★4日目の夜叉神垰から望んだ雲の合間に見える白峰三山は格別でした。最終日に登山のルートを望んで達成感を味わいました。夜叉神は鳳凰三山への登山口でもあります。鳳凰三山もいずれ近いうちに挑戦したいと思いました。
いろいろあっても山は楽しい。筋肉痛が癒えるとまた山へ行きたくなります。
mu@pc_umejima
注1.クラブツーリズム 登山中級B
雲上の大パノラマ広がる白峰三山へ
北岳~間ノ岳~農鳥岳
コース番号:25520