長男が生まれる前から池上明氏の「雲の上でママを見ていたときのこと」という本が好きでよく読んでいました。これは胎前記憶、胎内記憶に関する本で、2、3歳になった幼児や子供が生まれる前の記憶を話し出す現象が書かれています。





雲の上からママを見て「あの人の所に生まれたい」と神様に許可を取りに行ったり、生まれる順番を子供達が列になって待っているといった、幼児が本当にママに教えてくれた話を集めた本です。生まれる前の記憶を話す幼児は割といるような話を聞いていましたが、当時は子供がいなかったためファンタジーとして好みながら半信半疑でいました。






でも実際に子供が生まれると、次男が生まれる前の記憶をよく語ってくれました。次男がまだ2歳の時でしたが、突然「僕は2回目生まれ。」と言い出しました。「もしかして本に書いてあった胎前記憶、胎内記憶のことかも知れない」と思って少しずつ聞き出すと、「お腹の中で長男に優しくしてもらった。嬉しかった。」「雲の上でみんなでいた。」という話をしてくれました。





次男がお腹にいた頃は長男はもう生まれているのでおかしいなとは思いましたが、もしかしたら卵子になる細胞としてお腹にいる時の事を言っているのかなと思いました。女性の体には生まれる前から赤ちゃんの元の原始卵胞があるという話を聞いてから、高校生くらいの時からお腹に手を当てて「赤ちゃん」に話しかけたりしていました。






そういった子供関係の不思議な話は好きだったけど、「自分の人生」を考えるとどうしても現実的になってしまい、「人生に生きる価値はない」という身も蓋もないような本を読んで、人間はただ生まれて死んでいくだけ、そこに何の意味もない、という考えになっていました。





元気で幸せで、何事もない時はきっとその考え方でも平気なんだろうと思います。でも夫を亡くした時にその考え方では人間は生きていけないということを理解しました。人が生まれるのも死ぬのも何の意味もなくて、心は脳で、脳は物質で、肉体が死ぬと同時に心も死に、ただ「無」になる…という考えでは愛する人を失った時の絶望があまりにも大きく、とても生きてはいけないと痛感しました。






悲しい時や悩みがある時にも私は本を探すのですが、夫を亡くして四男の出産のために福岡に帰っている時に本屋さんで飯田史彦氏の「生きがいの創造」という本に出会いました。悩みがある時などに本屋さんにフラッと行くと悩みの解決の糸口になるような本に不思議と出会えます。






飯田史彦氏はもともと大学の教授、学者でしたが、臨死体験を経てからスピリチュアルに目覚め、カウンセリングなどをされている方です。この本を読んでから夫を亡くして壊れていた心がかなり救われました。人は死んでも「無」にはならない、魂は存在する、その事が疑い深い私でもスッと信じられる本でした。夫は「無」になったのではない、形を変えてずっと存在し続けている、そう納得できました。






ただ死別直後はどこから聞きつけたのか様々な新興宗教から勧誘がありますし、お金と人生の時間を守るためにカルト的なものには引っかからないように注意は必要だと思います。







大学の社会心理学の授業で習ったのは、カルトはダミーサークルや趣味の会や何かの勉強会を通して正体を隠して接触し勧誘する、沢山親切にして断れないようにする、外部との接触をやめさせる、不幸になる地獄におちると恐怖を煽る、反社会的である(社会は間違っているなど)、選民思想を煽る(この団体は特別な気づきを得た人だけが入れる)、多額の献金を要求される、毎月お布施のノルマがある、などです。






それ以外にも気を付けるべきカルト、新興宗教の特徴は様々あり、書店にもカルトの入り口になる勧誘のための本が普通の本と混ざって置いてあるような状況なので注意が必要です。






死別などで弱っていると狙われやすいのでカルトへの注意をどうしても書いておきたくなり話がそれてしまいましたが、どこの団体に属さなくとも自分の中で納得できる「科学では証明できないけど信じていること」を持つ事は、様々な辛い状況を生きていく上でとても助けになると思います。








辛い気持ちから脱した今でも、私は魂の存在や何事もきっといい方向に向かうという運命を信じています。











よく行く昆虫館の蝶温室の写真です。人の少ない時間帯に行って子供達が展示を見ている間に一人で蝶温室に入ると楽園にいる気持ちになり本当に心が癒されます。じっと静かに眺めています。

家から15分、数百円で入れる楽園です🌴







蝶温室には南国の花々が咲いています。












これは蝶温室ではなく展示の方です。

カラフルでおしゃれで可愛い💞






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