職場の上司の話です。

職場にたった一人だけ「この人は違う」と期待している上司がいます。ずっと歳下ですけどね。

彼はいずれ〇〇になることが決まっています。

別の部署にいるので1年に数回しか会えません。
会っても挨拶だけ、
会話は滅多にしません。
「会う」というよりも「見かける」が正しいです。

5年ほど前の話です。
ある日、こちらの会議に彼も参加することになりました。

あら、珍しい。

喋るらしい。
何を喋るのかしら?
仕事中の彼を見るのは初めてです。
楽しみだわ。
いずれ〇〇になるかた。
私が「この人は他の人とは絶対に違う」と、ひと目見ただけで分かる憧れの彼は果たしてどのレベルなのか?
ではでは、ジャッジしましょうか。

いつものように、ノーミソ〇〇レベルの会議が始まりました。
ツマラナイ、
〇〇だわ~~~~~~
時間の無駄な会議です。
私は冷~~~めた表情全開で会議の議事録を取ります。

彼が話す番が来ました。
立ち上がって挨拶し、話し始めました。
「さすが、頭が良い人は言うコトが整理出来てるな~~、議事録取りやすいわーーーー、日本語が綺麗だわ~~~~」と感心しながらパソコンをカチカチ叩きながら、ふと見ると、、、

彼の体にゴールドの輪郭が見えます。

ん??何だろう?

彼の身体を、金色の輪郭が、
立って話している彼をぐるりと縁取っているのです。

その光は、彼の身体から出ているのではなく、
身体の1センチくらい離れた空中から外側へ向かって放出しています。
それはリボンのような平面ではなく、
松葉のような、爪楊枝のような
名古屋弁で言うところの「トキントキン」が、細い針のような、しかししなやかな光の線が無数に一列に並んでいる、
という感じです。一番外側は尖った鉛筆のように細くなっています。

彼の身体から外側へ向かって飛び出している一列の光の針たちは、神々しく、ユラユラしながら金色の光を放っています。
そして、彼が両腕をあちこちに動かしながら話すので、光たちは腕の動きに引っ張られて斜めに振られ、手を止めると、最初はユラユラ、そして、ユラ~リ、そしてピタッと止まり、その場でユラユラです。

何度も両手を大きく動かしながら熱心に喋るので、その都度光も引っ張られてユラユラします。そして彼が動きを止めると最初ユラッとして、そして、フワッと、ピタッと止まります。
放出はやみません。

私はビックリしました。
恐くなったので彼から目を離しました。
別の人たちの身体からは何も出ていません。

そしてまた彼を見ました。
見えます。
彼の身体からだけ、光が飛び出しているのです。
彼が発光しているのです。
光は腕だけでなく全身を輪郭のように、1センチ離れたところからぐるりと包んでいます。
その幅は4~5センチほどでした。


二度見する、とはこういうことを言うのですね。
二度見、三度見しても、やはり光は出ている。

最初は、私の目が壊れたのかしら?と思いました。

いえ、壊れてない。
他の人の姿はいつもどおりなのだから。
全く光ナシ。
彼だけが光を放っている。


私は目の前の部長に
「見えてる?」と聞くと「何が?」と言ったので、ああ部長には見えてないのだ、と思いました。
会議メンバー20人ほども、全員が彼に注目しているのに誰一人ザワザワしてないので、私にだけ見えているだ、と分かりました。

携帯で撮影したらどう写っていたでしょうね?
でも私はとても恐ろしくなったので
パソコンだけを見て、議事録を打ち続けました。

彼の喋りが終わり、着席しました。
ゆっくりと彼を見ました。
もう光は出ていませんでした。
私はホッとしました。

それ1度きり。
人の身体から光が出ているのを見たのは
それが最初で最後です。

あれは何だったのでしょうか?
あれは「オーラ」なのか?

あれこれググってみましたが謎のままですが、
ひとつ、「これかも」と思ったものがありました。
相手をとても崇拝していると、
波長が合い、相手が放出している電気が見えることがある。
と書いてありました。
きっとコレだったのね。

あの日一度きりですが、
あの光を、ゆらめきを、
5年ほど経った今でもまだはっきりと覚えています。

 

写真は、良く似た写真を無断拝借。

光の針は、正にこんな色かたち。