入院2日目の朝

ナースさんが来て検温。
バイ菌による熱は出てない。

ほらね。やっぱりね。バイ菌は入っていない!!

羊水は、、、
出ていなかった。

先生「斜めになっているからかもしれないけど、お水出てないね。止まってるみたいだね。でも、穴が辛うじて塞がっているのか、しっかりと塞がっているのか見れないからね」

しっかりと固まって塞がっていますように・・・・・

ナースさんはお股に当てられていたバスタオルを外し、大きいナプキンに変えた。
私は何度もナプキンを触り、サラサラなのを確認してはホッとする、を繰り返した。



朝食が運ばれてきた。

ナースが、私の顔の横に「(食器が)斜めになるね」と言いながら、トンと置いていきました。
ご飯、味噌汁、おかず・・・
しかし私は、ベッドに、頭を一番低く、斜めに、足を高くして寝させられているのです。
それも、仰向けのまま、横になるのも怖い状況で、仰向けのまま食べるのか・・・。

ナースさんが、アーンしてくれるのかな・・・。

パタパタとナーズシューズを鳴らしながら忙しく走り回っているナースの皆さんに頼む勇気もなく、どうやって食べればいいのか途方にくれました。
しかし、私の気持ちは凹んでなどなく、お腹が空いている。

斜めになりながら、仰向けのまま、
顔だけ横に向けて、割りばしでゴハンを食べる。

私は逆さまなので食道は上を向いている。

飲み込めるの??

 

グッと飲み込むと、飲み込めた。

 

 

お味噌汁も飲みたかった。

出されたものは残さない、アタリマエです。
顔を横に向けて、お椀を口に付けて飲んでみた。
少し口に入ったが、こぼしてしまった。
ベッドを汚してしまった。
ごめんなさい・・・

ああ、味噌汁は無理だ。
「ストローください」

細い普通のストローが来た。
せめて曲がるストローが良かったな・・・。

細い長いストローをくわえて、味噌汁椀の汁部分を狙う。

 

液体も、重力に逆らって上がっていける??

慎重にグッと飲み込むと、

飲み込めた。

出来るもんなのね。。。

 

 


でも、ストローにネギやワカメが挟まったりする。
吹き矢のようにプッと吹き出しながら食べたり吹いたりを繰り返す。
面倒になって諦めた。
マックのシェイクみたいな太目なストローなら飲めたかもなー。
仕方がない。

粘着性の米は何とか食べることが出来た。

斜めのまま、お茶を飲むが、鼻に入ってしまうか?と心配したが、慎重にゴックンと一気に押し込む感じで飲んだら大丈夫でした!
一気に押し込むイメージで、ひとくちづつ、ひとくちづつ飲みましょう。
油断したら鼻に逆流して悲惨なことになりかねません。



そうこうしているうちに両親が来た。

母「お母さん、仕事辞めてきたよ。タクちゃんの面倒を見るよ。うちに連れて帰る」
私「ありがとう!」

母は、楽しく行っていた仕事をスッパリと辞めて、息子を預かってくれると言ってくれた。親というのは本当に有難い。(その後、私の出産までの半年間、息子は実家でお世話になった)
未だに感謝で一杯です。

夫が息子を連れて来て母に渡すと、
大好きなジイちゃんバアちゃんに会えてキャッキャツと喜ぶ息子。
母が「ママにバイバイは?」と言うと、息子はバイバーイと無邪気に手を振って、元気に行ってしまいました。

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ところで、、、

寝たきりなので、当然オ〇ッコは管です。

ウン〇は??どうやって出すの?