ZERO FIGHTERのTactくん(Gt)が楽曲解説などを書いてくれていたので、こちらでも紹介したいと思います。
こういうの待ってました。他のバンドさんでも積極的に書いてくれると嬉しいです。
もしこちらが見逃していたら連絡ください。
ZERO FIGHTERは“I’ll be back”で参加してます。
既にライヴの定番の曲です。
ライヴ見たことある方には“無駄に転調する曲”で通じますかね?
この曲の経緯を簡単に書きます。
この曲の製作当時、前任voが「こんなたけーの歌えねーよ」と言ったので、キーを1音上げて、Voラインを1オクターブ下げました。
まあ、それはそれで格好良かったので、そのままプレイしてました。
しかし、Voがジンに交代した際に、ジンが「低くて歌いにくいなあ」と、1オクターブ上げて歌ったんです。
しかし、これでは高すぎて声のコントロールがしにくいって話になったんです。
それもそのはず、最高音はhihi C、これはメタルの音源では、ほぼ皆無と言って良いほどの高かい音程なのです。
(唯一ロストホライズンのVoは同程度の高音出してるかな?)
例えば、AngraのCarry onの最高音(あの高いとこ)がhi G#です。色々調べたんですけど、メタルシーンにおける最高音はhihi Aですかね?Judas PriestのPainkillerの最高音とか、SlayerのAngel of deathの最初のスクリームがhihi Aです。
そりゃhihi Cをコントロールしろ、というのは大変な話なので、1音下げました。
そうなると、最高音は hihi A#。これならなんとかコントロールできるっつーので、これに落ち着きました。
これって、実は元々この曲の製作当時に想定していたキーなんですよね。
そう、曲名の通り、キーが元に戻ってきたわけです。
いやあ、しかし、これ、Voがどえらい事になってますよ。
hihi A#って、、しかも、コレ、よくあるシャウトとかではなく、サビのメロディの中に組み込まれているからたまったもんじゃないと思います(笑)。
作曲したナルは当時「ほうか?そんなきついのか?」くらいのノリでしたね(笑)。
ジンは「こんな高いの歌ったことない」って言ってたけど、それはそのはず、こんな高い曲自体、メタルシーンに殆どないんだから、、、
ジンの凄さが伝わるかな?と思い、コンピレーション用に選びました。
まあ、実際のレコーディングの時は、ジンの喉の調子が最悪だったんですけどね、、
喉の調子が最悪で、この音源ですよ。
というか、サラッと歌っているので、逆に凄さが伝わらないかも??
そうそう、肝心の音源は、エンジニアさんのミックスもあって、
アナログっぽく、地味で、ダサ~く仕上がっていますよ!
エンジニアさんに「他のバンドに比べて地味になっちゃうけど良い?」と聞かれたけど、ゴーサイン出しました(笑)。
ちなみに、このコンピレーションは、全バンドが同じスタジオで録音されたんですよ。
ミックスもマスタリングも同じスタジオ。
なので、他のバンドさんと聞き比べると面白いかもです。
他にも素晴らしいバンドさんばかりなので、かなり濃いコンピレーションだと思います。
先日、全バンドさんのサンプルを聴いたんですけど、どれも凄く良かったですよ!