菫ちゃんのライブレポ | H.M.projectのライブイベント

H.M.projectのライブイベント

ひっだーかーが主催するH.M.projectのライブイベントのおしらせ。

地元埼玉の西川口HEARTSさんを中心にやっていきます。

今回はライター志望の菫ちゃん(18歳)にリハから参加してもらいライブレポートを書いてもらいました。
彼女の勉強のためにも皆様からのご意見・ご感想のコメントをお待ちしております。


2009.7.25開催。
H.M.project主催、「激突!!SAITAMMERSLAM第6弾」ライブレポート。

音楽記文士(音楽ライター)修行、そしてライブレポの修行も兼ねて、西川口に足を運んだのは真夏日になった土曜日のこと。思えば夏こそ熱いライブで盛り上がるシーズン。今回はオリジナルのメタルバンドばかり。しかも個性派揃いのライブを観てきた。

以下、出演順及び敬称略。
・IRON THUMB
見た目はゴリゴリのメタルバンド。Ba兼Voと上手Gtはコープスペイント(白塗り化粧)をして登場した。
Vo兼センターGtの日本人離れした容姿がよく映えるバンドであったけれど、メタルらしからぬ歌詞がとても面白い。
曲自体も、あまり攻撃性のある曲調ではなく、メタラーでなくても聴きやすいようなものであった。
変態メタルバンドと称される彼等なだけあって、歌詞にもMCにも下ネタ的要素を含んでいる。
最初の方で、上手ギターがアンプとの接続により少々トラブっていたが、MCでカバー。
今思えば、トラブルすらもネタの内だったのか、本当だったのかも定かでないくらい上手くフォローしていたように思える。
白塗りの顔だったBaがMC中に一旦楽屋へ。戻ってくると、茶色く顔を塗り替えてカブトムシの絵が描かれた紙を頭に着けて、カブトムシの(ような)姿になって戻ってきた。
その姿と、語尾になぜか「エコ」を付けて話す滑稽さに、観客は爆笑。
MCと歌詞の面白さがあるのに、演奏も聞き苦しいところはない。ただ、途中でバッキングのギターが聞こえなかったところもある。
しかしライブが終わると、観客はIRON THUMBの世界にすっかり引き込まれていた。彼等は見事に新たなファンを獲得することに成功したようだった。
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http://www.ironthumb.com/
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・UNTRAD
幕が上がると、ステージ上にはすでに、Gt、Ba、Dr三人の楽器隊がそれぞれ担当のポジションについていた。演奏が始まり、Voが登場。グラサンをかけ、レザーに身を包み現れたその動作は、ターゲットを狙うターミネーターの如く鋭利かつ、機械的であった。
曲が始まると、思わず聞き入ってしまう。VoのKAN氏の歌声は、伸びの良いハイトーンであり、ジューダス・プリーストのヴォーカル、ロブ・ハルフォードを彷彿とさせたからだ。楽器隊もそれに見合った音である。
英語と日本語を織り交ぜた歌詞が、スタイリッシュな演奏と交わり、聴いているのが心地よかった。
ブリティッシュ系な正統派メタルサウンドの演奏に合わせて歌うVoは、躍動感のある動きをしている弦楽器隊と絡んでいく。微笑を浮かべながら演奏する彼等の表情は、余裕すら垣間見えた。
全体的にCOOLなバンドなのに、MCではしっかり観客を笑わせると言うギャップ技を使用。良い意味で、反則だと感じてしまう。
少々個人的なことではあるが、今回のライブで一番ハマってしまったバンドになってしまった。
HP
http://www14.plala.or.jp/untrad/

・伝承歌劇団~エウロパの軌跡~
オリジナルの特撮系、アニメ系ストーリーを曲として作り上げ、更に歌と語りで披露するドラマチック・エンターテイメント・バンド。
その秀逸な世界観と、メンバー全員が、豪華な衣装ときらびやかなマスカレードマスクを身に付け、ハイレベルな演奏と歌、そして実際にアニメを観ているかのようなナレーションで、観客を魅了した。
このバンドはメンバーを楽士と称し、ライブでやる楽曲は全て一つのストーリーとして繋がっている。実際に開演中は語りの時以外楽器隊は休む間がほとんどなかった。つまり、MCをする時間がない。
今回のライブでは、「超磁力ロボ マグネッターV」と言う演目で、機動ロボットアニメ系のストーリーだった。不本意ながら悪の手下になってしまった人物の話。ある意味敵サイドの登場人物の視点で書かれた、ちょっとひねりのある内容である。
ライブ(ストーリーと言った方が妥当か)が始まると、赤ん坊の産声が会場に響いた。ナレーションが入る。あらすじのようなものが語られ、曲が始まった。
抑揚や台詞を付けて語るナレーションと、場面ごとに表情を変える歌唱、そして時に激しく、時に哀しくなる演奏によって、頭の中にすぐさま情景や内容が描写され、浮かんで来る。
まるで、本当にアニメか特撮ものを観ているかのようだ。
しかし、ライブ自体も充分観客を目で楽しませることを忘れてはいない。ストーリーの戦闘場面では所狭しと暴れ回る楽士たち。語り部と声楽士(Vo)との動きを見ていると、ミュージカルのようであった。
少し音だけを聴くとロック系のアニソンみたいな曲調であるが、実にバリエーションが豊富。メタルに留まらないバンドであると実感する。
そして、哀愁の場面で奏でられたギターソロも、まるで葛藤する登場人物の心境を物語っていた。
ストーリーが終結すると、これまたあたかもアニメの次回予告よろしく続編のあらすじを語り部が読み上げて、曲で終わると言う、最後まで抜かりのない異色なバンドである。
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http://www.legend-of-europa.com
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・TEAM KIN-YA
冒頭のSEはジューダスプリーストのヘリオン。流れた瞬間に、観客からは歓声が上がった。
五人編成で、ステージアクションが豊富なこのバンドは、重々しく激動なサウンドであり、もちろんプレイヤーたちのレベルも高い。特に、ギターソロには思わず釘付けになってしまう。
バンドとしても貫禄とグルーヴがあり、安定感があった。
しかしなんと、1週間前にVoのKIN-YA氏が入院していたらしい。すなわち退院したばかりだった。なのにその様子を全く見せないまま、なおかつ全く自重せずにライブに臨む様はまさにロックシンガーである。
なお、今回のライブで下手ギターが脱退してしまうようだった。
ライブも後半戦に差し掛かったところでMCになり、今日はジューダスプリーストのロブがお忍びで来日しており、なんとこのステージでコラボしてくれる、と言う。会場からは歓喜と爆笑が上がった。すると、笑みを浮かべた和製ロブ・ハルフォード、もとい、UNTRADのVoであるKAN氏が登場した。
そしてジューダスプリーストのSTAINED CLASSを、KIN-YA氏とKAN氏のツインヴォーカルで披露。
グラサンのVo二人がハイトーンヴォイスを自在に操る様は、ステージ上に二人のロブ・ハルフォードがいるかの如くであった。
HP
http://www.teamkinya.com/
・BLASDEAD
高いクオリティを持ったバンドばかりのライブであったため、トリのバンドに対する観客の期待は高かったものであろう。
もちろん私自身もトリはさぞや凄いバンドが登場してくれるのかと思っていた。
BLASDEADはまさに期待通りのライブを見せ付けてくてたのである。
Voは二井原実のような、ジャパメタ系の歌声を持つ。そしてこのバンドのBaは、先ほどのIRON THUMBのカブトムシ氏、もとい、イタバシ氏であった。今回は素顔での登場となる。
ステージの壁にはバンドのロゴの入った幕が貼られ、ライブハウスを独占したかのようだった。
彼等のサウンドはメロディアスさと速さがあり、ギターソロは流麗な旋律である。
メンバーのほとんどがそれぞれ観客を煽り、しかもアンコールにまで応えた。
途中Drがステージから降りて、客と握手し合うなどファンサービス(?)などもしてくれた。
前方に詰め寄る観客は、メンバーや曲に合わせて激しくヘドバンをしたりと、このバンドが今回一番盛り上がりを見せたのではないだろうか。
スピード感のある鋼鉄のライブを見せてくれたバンドだった。
しかし、(このバンドに限ったことではなかったが)ライブを終えてステージを降りれば、気さくでノリの良い男性達。

Drに最後挨拶したところ、素敵なTシャツ着てますね!と言われてしまった(その時私が着ていたのはHELLOWEENのTシャツ)。
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