聖書箇所:2テモテ3章14節~16節
説教題:み言葉に留まる

1)正真正銘の神のみ言葉に留まる
  テモテは使徒パウロからみ言葉を学びました。使徒は主人の言葉を忠実に伝える伝令とい 
 う意味が有ります。使徒を名乗るからには、その伝える言葉は正確にイエス・キリストのメ
 ッセージを伝える者でなければなりません。
  テモテはユダヤ人の母を持ち、子供の時、おそらく5歳ぐらいの時から旧約聖書を読み始
 め、聖書に通じていたと考えられます。
  そして、その聖書の言葉は、神の霊感によって書かれたものです。だから、信頼してその
 み言葉に留まるのです。

2)救いに導く神のみ言葉に留まる
  新旧約聖書は明らかにイエス・キリストを指し示しています。イエス・キリストご自身が
 復活の後に、エマオの途上で弟子たちに現れた時に、旧約聖書を通してメシア、キリストに
 ついて解き明かしました。
  14節、15節も、み言葉がイエス・キリストが救い主であること、また、その記述を理解す
 ることができることを示しています。また、その救いはイエス・キリストへの信仰から来る
 ことが示されています。
  この、救いに導く力の有る神のみ言葉に留まるのです。

3)あなたを十分に整えることができる神のみ言葉に留まる
  16節には、神のみ言葉が教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益であると述べられ、17
 節は、その結果として十分に整えることができるという流れで理解することができるでしょ
 う。教えとは健全な教義、戒めとは説得し証明すること、矯正とは正しい状態に回復するこ
 と、義の訓練とは子供の教育をも含意し、徳や良い性質を高め、神に受け入れられる状態を
 示す言葉です。
  神のみ言葉にはその力が有ります。ですから、あなたを十分に整えることができる神のみ
 言葉に留まるのです。