先日「これ何?」と聞かれたんです。(誰に聞かれたかは伏せておきます)
おいらは答えました。
「iPod」は通じない。
商品名は難しい様だ。
「携帯音楽プレーヤー」も通じない。
「携帯」「音楽」「プレーヤー」それぞれは理解できるが、全部つなげると
ピンとこない模様。
「音楽を聴くもの」でようやく通じた。
人に分かるように伝えるのは難しいもの。
おいらはIT企業に勤めてた事あるんですが、専門用語が非常に多い業界な
もんで、話を理解して頂く為になるべく専門用語を使わない様にする必要が
あったんです。(但し、相手の理解レベルを探り使えるモノは使う)
TVや新聞の様に”ついて来れないのは置いてくよ”的なことは、企業人として
やっちゃいけないんですね。
なんで、しゃべりが苦手なおいらは説明に結構苦労したもんでした。
頭の中で説明文を作ったら用語の訳を準備するんですけど、例を挙げますと、
今では一般的になった(と思われる)
「デスクトップ上のアイコンをダブルクリック」
も、専門用語を使用した文ですね。
準備しておく訳としては、
①デスクトップ:パソコンを起動して立ち上がった時に最初に出る画面
②アイコン:デスクトップに表示されてる小さい絵
③ダブルクリック:マウスの左ボタンを素早く2回カチカチッと押す
言わばこんな感じ。
訳を組み合わせて文にすると、
「パソコンを起動して立ち上がった時に最初に出る画面に表示されてる
小さい絵に、細い線がつながってる手のひらに乗るくらいの装置で矢印を
動かして合わせ、そのまま左ボタンを素早く2回カチカチッと押す」
ちょっと大げさになりますが、こんな感じになるんでしょうか。
まわりくどい文だなぁ。(実際にこんな説明をした事はない)
但し、
・最初の画面がログイン画面
・起動時にアプリが自動起動してそっちの画面が表示される
・マウスがワイヤレスもしくはタッチパッド式
・そもそもパソコンでない
だったりすると、この説明は破綻します。というか、マウスくらい分かれ!
でも、これ考えると、電話だけですべて説明してしまうサポートセンターの
人ってすげぇなぁって思いますよ。
現場行って画面見ながら説明する時って、
「この画面でここをこれでこうやって左ボタンを2回カチカチッてする」
で済ますもんね。(相手の理解レベルによる)
現在のBGM:「ヴィーナス」 Original Love
まぁ、”お願いだから理解して”って気持ちで話してましたよ。ええ。