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廃バス美貌録

廃バスたちの勇姿

日野・RE121

 

岐阜県にて。

 

初夏の陽気の中、偶然見つけた廃バスです。

 

路線バスのようにも見えましたが、どうやら自家用だったようです。

 

ストライプカラーはいかにも昭和50年代のバスらしい雰囲気でした。

 

先日偶然にも同じ場所を通りかかってみたら撤去されていました。

日産・680

 

岐阜県にて。

 

昔ながらの街道沿いで見つけたのは縦型ライトが特徴的な日産のボンネットトラックでした。

 

タイヤにはまだ空気が入っているようで、「こう見えて動きます」といった風にも見えました。

元々はレッカー車だったのでしょうか。

 

ウインチの痕跡らしきものが確認できました。

写真を見直して思い出しましたが、この廃車体はお墓の隣に置かれていました。

 

置くにはうってつけな場所だと感じたものです。

 

この素晴らしい車両も現在は撤去されてしまったようです。

マツダ・ポーターキャブ

 

愛知県にて。

 

草ヒロを撮り始めた頃に撮影した車両です。

 

このころは自転車や原付であちこちの草ヒロを探して回っていました。

 

かつて撮影した写真のほとんどが消失してしまったのですが、奇跡的に残っていました。

 

町工場の軒先に置かれていました。

 

一方開きの小さな荷台にたくさんの荷物を抱えていました。

 

いつの間にか消えてしまったようです。

 

 

いすゞ・BU05D

 

岐阜県にて。

 

10年ほど前に、原付バイクでツーリングしていたら発見した廃バスです。

 

今は亡き、岐阜市交通部の車両でした。

 

持ち主の方に声をかけて撮影しました。

廃バスの用途ではよく見かける物置草ヒロでした。

 

久しぶりに近くを通りかかると家ごと更地になってしまいました。

三菱・ギャランΣ

 

岐阜県にて。

 

県道沿いの空き地に置かれていた草ヒロです。

 

かつてはヤードか何かだったところに1台だけ取り残されてしまったんでしょうか。

 

山々を背景に錆と草に包まれる姿は物寂しいものがありました。

夏場は草でほとんど姿が見えないのでしょう。

 

先日久しぶりに訪れてみたら、いなくなってしまいました。

連載企画の29回目をお届けします。

 

今回は滋賀県で見つけたマスコット的自動車です。

ガーデンカフェALPINA

 

滋賀県甲賀市にて。

 

滋賀県と京都府の境界にもほど近い場所に存在するカフェレストランです。

 

国道307号と国道422号の近くに位置し、よく目立つお店です。

 

お店の前にお目当ての自動車が展示されています。

フォルクスワーゲン・ビートル

 

展示されていたのはドイツの国民車、ビートルでした。

 

カブリオレかと思いきや、セダンのルーフを切開してオープンカーに仕立てたようです。

車内はプランターになっていました(笑)

 

ナンバープレートは何か意味のある数字なのでしょうか。

 

車観察だけでは失礼なので、ご飯を食べていくことにしました。

今回は近江牛を使った贅沢なハンバーグランチをいただきました。

 

おいしかったです。

店内もガーデンカフェと謳うだけあって、おしゃれでした。

 

 「ガーデンカフェALPINA」データ

 

住所:滋賀県甲賀市信楽町下朝宮759

 

営業時間:8:00~17:30

 

定休日:月曜日・金曜日

三菱ふそう・MR470

 

愛知県にて。

 

かつて存在した、岐阜バスの廃車体です。

 

年式は1975年式と思われますが、撤去されたので再調査も叶わず確証はありません。

 

大型方向幕やハチマキ状の広告ステーなどの岐阜バスの特徴を残している模範的廃車体でした。

スズキ・アルト

 

岐阜県にて。

 

気の向くままにドライブしていたら発見した草ヒロです。

 

初代アルトの4サイクルエンジンモデルのようです。

 

ボディの下部に「ALTO」と特筆大書された車名ストライプステッカーが80年代を感じさせますね。

放棄された配電盤?の裏から顔を出す姿がキュートな1台でした。

 

現在は消滅したようです。

ダイハツ・ハイゼットワイド55

 

愛知県にて。

 

自宅から最も近い場所に存在した草ヒロです。

 

長らくキャビンだけの「生首」草ヒロと思われていました。

 

が、後に荷台が撤去されているだけで丸車だったことが分かりました。

 

2024年に入り、あえなく撤去されてしまいました。

 

日野・AMレインボー

 

三重県にて。

 

漁港で物置になっていた廃バスです。

 

漁港は意外にも廃車体が置かれていることが多いです。

 

物置用途以外にも漁船の網を巻き取るためにユニック車が置かれたり、放水用に消防団から払い下げられた消防車が置かれていること等が確認されています。

このAMはバスというより特装車のような雰囲気でした。

 

おそらく検診車や移動販売車のような車両だったのでしょう。

初回発見から数年後に訪問してみると、ガラスが割れてしまっていました。

 

こうなると廃バスの行く末は決まってしまいます。

よく見ると、頭の悪い人が落書きまでしてしまった様子。

 

困ったものです。

やはりというべきか、現在は消滅しました。