廃バス美貌録

廃バス美貌録

廃バスたちの勇姿

トヨタ・ダイナ

 

愛知県にて。

 

荷台のパネルバン部分に「交通安全」と特筆大書されていたのは、ゴリラダイナの草ヒロでした。

 

ヘッドライト以外は欠品もなく当時感が満載です。

 

助手席ドアは外れかけているようで、エアインテークのようになっていました。

ダイナのエンブレム。

 

ちなみに元々は給食を運ぶトラックだったようです。

 

現在ではすでに撤去されています。

スバル・360

 

岐阜県にて。

 

ぽっかり空いた眼窩でニヒルに微笑んでいるような草ヒロがありました。

 

レストア待ちか部品どりだったのでしょうか。

敷地にはもう1台スバルが置かれていました。

 

こちらは草ヒロ「っぽい」コンディションです。

 

現在は2台とも撤去されています。

 

連載企画の第22回目をお送りします。

 

今回はレストランで保存される自動車です。

 

トヨタ・スポーツ800

 

ステーキあさくま元町店にて。

 

ステーキレストランの店内に静態保存された自動車です。

 

ヨタハチといえばこの鮮やかな赤色がよく似合いますね。

 

ヨタハチを見ながら、店内でいただくステーキは官能的でした。

 

「ステーキのあさくまトヨタ元町店」データ

 

住所:〒471-0854愛知県豊田市元町17-1 

 

営業時間(土曜日&日曜日)→11:00~22:00

 

営業時間(平日)→11:00~15:00、17:00~22:00

 

トヨタ・DA

 

愛知県にて。

 

愛知県にかつて存在したボンネットトラックの廃車体です。

 

廃車体といっても、キャビンのみ残された状態で、荷台はありません。

 

整備工場の店先で、道路を見守るかのように置かれていました。

 

マスコットか看板替わりに置かれていたのでしょうか。

なんとなくアメリカのパンプキントラックのようにも見えてしまいます。

 

1~2年ほど前に撤去されました。

 

参考までにトヨタ博物館にて展示されているボンネットバスの写真も掲載しておきます。

 

型式はFB80。

 

いすゞ・117クーペ

 

愛知県にて。

 

市街地の一角で丸目と角目の117クーペが並んで置かれていました。

 

並べられていると、年式ごとの違いが分かりやすいですね。

丸目も美しいですけど、角目もキリッとした印象があって憧れたものでした。

 

現在は周辺の廃車体も含め、すべて撤去されています。

マツダ・ライトバス

 

岐阜県にて。

 

苗屋さんの前に置かれていた廃バスです。

 

国道沿いということもあって、非常に有名な存在でした。

 

当面安泰だろうと思っていたらある時、忽然と姿を消してしまいました。

撤去1年前に撮影した写真です。

 

周りに物が置かれ始め、不穏な雰囲気でした。

 

撤去された後、自動車販売店がフリマサイトに出品され、現在は遠く離れた某所に移動したとのことです。

日野・コンテッサ

 

岐阜県にて。

 

岐阜県飛騨地方で見つけた草ヒロです。

 

雪が多いためか車体が歪んでしまっているようでした。

410ブルーバードもびっくりの尻下がりスタイルです。

 

先日ストリートビューを見ていたら消滅を確認しました。

三菱ふそう・MR490

 

愛知県にて。

 

鯱バスの廃バスが住居に利用されていました。

 

年式は1960年代中ごろと思われます。

 

前中扉のワンマン車。

よく見ると2台セットでした。

 

もう1台も同じ年式のようです。

 

こちらは前扉が交換されていました。

 

この素晴らしい2台も現在は撤去されてしまいました。

三菱ふそう・MR470

 

先日紹介した廃バスと同じ場所で見つけたものです。

 

民家の両脇に廃バスがビルドインされていました。

 

廃バス2台を使用した邸宅というのは、我々好事家にとって大豪邸のように思えたものです。

右側の廃バス。

 

蔦によってアフロヘアー化計画が進行中でした。

 

元の所属は名古屋市交通局です。

左側の廃バス。

 

やはり同型車で年式もほぼ同じくらいのようです。

 

右ミラーのステーは物干し竿ステーになっていたかのような痕跡がありました。

 

この2台も家屋解体とともに消滅してしまいました。

フォード・サンダーバード

 

愛知県にて。

 

誰も住んでいなさそうな豪邸の前に置かれていた廃車体。

 

このモデルは走っているところも含めて見かける機会が少ない。

 

同じ年代のソアラやレパードなど魅力的なライバル車が多かったからだろうか。

 

ノーズも長いがテールも伸びやかな形をしていた。

 

久しぶりに再訪すると、姿を消してしまっていた。