新型クランク4
その方向性は、
その前にチューニング方法ですが、まずボディーに丸く切ったウエイトが貼ってあります。
貼り方は、大きく3パターンに分けられます。
まづ、リップとフロントフックの間に貼ると、ボディーは前傾しリップが立つので抵抗を受けやすく動き出しが早くなり、安定した動きになります。
次に、頭の上に貼る俗にカウンターウエイトと呼ばれるものです。内蔵されているものより、ルアーの表面に貼るこちらの方法のほうがはるかに効果があります。
ボディーが前傾し動き出しが早くなるのは同じなのですが、上に重心が移るので左右にバランスを崩し易くなり更に動き出しは早くなります。
三番目は、尾部に貼るものですが、ボディーの後方を支点にして頭を大きく振る傾向が強くなります。
この3パターンをクランクに合わせて組み合わせ、ウエイトの量は、全てスローフローティングに設定されています。
そして、リップはほとんど全て薄く削られていて、中には強度的には限界近くまで薄くなっているもの、ラインアイを低くするため潰したものがあります。
このリップに関してのチューニングは、だいぶ前に私が教えたものなのですが、リップを薄くしたりラインアイを低くするとルアーの動きは格段に早く大きく動くようになりますが、中には大きく動き過ぎて使い物にならなくなってしまうものもあります。
これらのチューニングの共通の方向性は、とにかく超デットスローで確実に大きく早く動き出すことと、クランクが上下に動かない、つまり浮いたり沈んだりしないサスペンド状態を長く維持させることに尽きると思います。
クロちゃんの話を聞いて、私が最も驚いたことは、ごく一部のハンドメイドを除いてサスペンドする管釣りクランクはないのでチューニングするしかないと言うことです。
新型クランク3
小型クランクを作るキッカケは、
前にも書きましたが、鹿留でクロちゃんに負けたのが始まりです。
とにかく、その日の彼は凄かったです、一日中クランクをとっかえひっかえしながら一人だけ入れ食いなのです。
エサでも使っているいるのではないかと他の釣り人がわざわざ観に来て、クランクだと判ると皆さん驚いていました。
私も当然、かなりの衝撃を受けました。クランクの凄まじい破壊力はバスでさんざん身に染みているので、「トラウトお前もか」と言う感じでした。
その後、彼のクランクを全てみせていただいたのですが、ものの見事に全てチューニングされています。
実戦の中で一つ一つチューニングをほどこし良く釣れるクランクに仕上げていったものを、とんでもない数を持っている中でそれをカラーとわずかに違う泳層を考えながらローティションするのですから勝てるはずがありません。
そして、彼のチューニングには一つの方向性があります。
すいません、帰る時間になってしまいました。
新型クランク2
これから小型クランクは型を組み上げ、テストの連続となります。
一発で試作サンプル通りの動きになれば問題は無いのですが、ラインアイなどは0.1mmの高さの違いで動きが変わってしまうし、ボディーやリップのサイズに関しても全体的に微妙な誤差があるので動きに影響が出るかもしれません。
動きに関しては、早ければ20日頃には答えが出ているかもしれませんが、とにかく魚がいっぱい釣れれば何も問題は無いということだと思います。
その間に最も頭を悩ませるカラーも考えなければなりません。
一度に思いつくカラー全部を作れれば何も悩むことはないのですが、4タイプ一緒なのか、別々なのかトップとディープではやはり違うだろうと日々思い悩んでいます。
とりあえずまだ時間はかかりそうです。