K-I PROP HIME
プリスポーニングの季節に福岡の遠賀川に試合で行ったのですが、
釣りが出来ずそのままとんぼ返り、それから長ーい自粛生活!
季節はすでにポストスポーニングからサマーシーズンになろうとしています。
話はそれますが、世間ではこの時期をよくアフターと言います・・・
プリスポーニングの時は誰もビフォースポーニングと言わないのに
いきなりアフターになってチョット違和感を感じてます。
そんな季節に数年ぶりにK-I PROP HIMEを発売します。
このタイプを作るきっかけとなったのは、やはりスピナーテールバンゴー
でした。
1982年アーカンソー州
湖はポストスポーニングの時期、ガイドに勧められるまま、
スピナーテールバンゴーを使いこのタイプのルアーで初めて
大爆釣しました。
他の釣り方では全く釣れないときでしたので尚更このことが忘れられず
K-I PROP HIME作ることになりました。
水温がまだ上がりきらないポストからサマーシーズン、バスは
カバーやストラクチャーの直下にサスペンドしていることが多いです。
そんな状況に、ペラのスプラッシュ音とボディーのフラッシングで誘い、
浮かしてポーズで食わせることができるこのタイプはかなり効果があります。
また、このK-I PROP HIMEでは、何十年ルアー作りしていても
「えっそうなの!!!」と驚くことがありました。
2年前、海外のお客様からこのK-I PROP HIMEが動かないと
クレームがあり送り返していただきました。
水槽で泳がしてみたらペラは回りますがボディーはほとんどロール
しません、確かに動かないのです。
不安になり最初に作ったストック品をだしてテストしたら問題なく泳ぎます。
外見に違いはなく浮き方も変わらない。
何が違うのか解らず一日考えた挙句、ダメ元でペラは回るが一応もっと
回転が良くなるようチョットだけペラをひねってテスト・・・
「あらー」いきなり1から100になったように劇的に動くようになりました!
回りにくいペラが抵抗になり、ボディーが動かなくなっていたようです。
還暦超えて「いやー勉強になりました!」
ボディの動きが良くないときは、ヒートンの締め付けの調整、
ペラの曲がり、ごみ等を取ってペラの回転を良くしてみて下さい。