柴咲コウさんは個人事務所
Netflixの急上昇ドラマとして注目を集めているのが、柴咲コウと川口春奈主演による『スキャンダルイブ』(ABEMAで無料配信中 / Netflixで世界同時配信)です。
▼ドラマ的な〝お約束〟に終始せず、「こんな内容のドラマに出演してもいいの?」と心配になってしまうようなストーリーです。
ドラマのあらすじを簡単に説明すると、【大手芸能プロダクションから独立したプロダクションと俳優が、週刊誌とのスキャンダル騒動で奔走する】というものです。
これだけを聞くと、あまり興味をそそられませんが、独立した側のプロダクション社長役を務める柴咲コウは、まさに個人事務所の代表。一方で、スキャンダルを突きつける川口春奈は研音の所属。
キャストの背景を読み解くと、このドラマの面白さがだんだんと伝わってこないでしょうか。
しかも、大手芸能プロダクションによる弱小プロやテレビ局に対するパワープレイ(パワハラ)も赤裸々に描き、第二話では駿河太郎演じる<芸能人に女性をアテンドするバー経営者>も登場。もちろん、関西弁でした。
ドラマなので、何かしらのモデルがあるように思います。それを推測しながら観ると、よりリアリティが湧いてくる。
ひとつ引っかかるのは、「週刊文潮」の記者である川口春奈と、編集長であるユースケ・サンタマリアの態度の悪さ。今の時代、どこで誰がスマホで撮影し、音声を録音しているかもしれない時代に、あんな態度で接することはあり得るのでしょうか。そこだけはもしかすると、このドラマを成立させる魔法だったのかと感じています。
今は一般の人たちでもある程度は知っている事実が続々と登場していますが、ドラマが進行していく中で、知られざる事実は登場するのでしょうか。ドラマでもリアルでも個人事務所(リアルの方は個人とは言えない規模かもしれませんが)社長である、柴咲コウだからこそ、その後の展開に期待せずにはいられません。
デザイナーさんのアイデア
今、進行中の書籍企画の件で、デザイナーN氏と電話で打ち合わせ。原稿が少し遅れることを詫び、その前に本文のレイアウトや装丁について、あれやこれやと相談。
基本的には、デザイナーさんが「これでいきたい」というアイデアに乗っかる方ですが、さいしょだけ書籍の性質、性能、どういうふうに広がっていくべきかをお伝えしました。
少しうれしかったのは、徐々に私に対して親近感を持ってくれたのか、「橋本さん」から「橋本君」、たまに「君」という言い方になっていました。ありがたいことです。
それと、デザインはつくづくアイデアと課題解決の答えが詰まっていると感じました。表現的な面白さや魅力ばかりではなく、ちゃんと表現の中にお客さんを納得させるべき理由も入っていて、それを理路整然と説明できるということも教わりました。
なんとかN氏に叱られないように、がんばりたいと思います。
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●2025年7月18日発売「新版 こどものためのドラッグ大全」
発行元:メディアパル / 企画編集:橋本未来事務所
絶賛発売中の書籍です。めちゃくちゃ役立つ面白い本です。重版しましたので、間違いありません。よろしくお願いします。
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●2025年10月17日発売「大阪 不気味な宿」
発行元:青志社 / 企画編集:橋本未来事務所
だいたい10名近い執筆者によるルポルタージュやエッセイ、考察などを寄せていただいたノンフィクションです。心霊好きはもちろんですが、散々な目に遭う姿を読んでみたい人にもぜひおすすめしたいですね。
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